私と俺の被加虐的スイッチ-8
…ほら、こんなによがってるじゃねぇか…
歯で乳首を噛むと眉間の皺が深くなり、背筋を反らせた。頃合を見計らい、ゆっくりと乳首を口に含む。痛みを加えた身体は、ちょっとの刺激にでも敏感だ。舌でゆっくり舐めあげると、喉を震わせて歓喜の声をあげている。
…違う、こんなの俺じゃない！…
必死にいつもの自分が抵抗するが、身体は加虐的な俺に支配されていく。
…俺は…
…お前だって変態な筈だぜ？…自分の股間を見てみろよ。そのざまはなんだ？ん？俺だけのせいじゃねぇぜ…
気が付けば、ナニが信じられない程いきり勃っていた。押さえきれない欲望はバスタオルを押し上げて主張している。
…ダメだ。加虐的な俺にシンクロしていくのが解る。理性もゴミ屑並み。ただ、ヤりたくてヤりたくて…俺はもう「違う」なんて言えない…
耐えられなくなり、由依子のパジャマとショーツを、まとめて片手でグイグイ下げる。すかさず女の部分に指を這わすと、すでに何の準備も要らない程潤っていた。
取り敢えず、埋まった指を勢い良く抜き差し、ぐちゅぐちゅと掻き混ぜる。もう片方の手で、肉芽を押し潰す様に捏ね回すと、中がヒクつく様に震えるのが分かる。…粘つく中に早く入れたい。もう、何もかもが…限界だ…
バスタオルを引き剥がし、そのまま正上位で先端を割れ目に押し付ける。息を整え、腰を進めた。
「んぅぅっ、っふぁ、んう！」
相変わらず押し殺した声。わざと、ずんっと腰を打ち付ける。
「…淫乱だな」
舌が操られた様に煽る言葉を紡ぎ出す。
「…んなに足広げて、俺の咥え込んで。」
腰の動きを止めて、限界まで由依子の膝を左右に広げる。割れ目のビラビラも指で左右に広げて、俺のが咥えられているのをジッとみる。
「…ほら。全部丸見え。もしかして、こっちの穴も好き？…なぁ、どうして欲しい？」
背中から手を回し、ぐうっ…と、皺の寄った後ろの穴に人差し指を押し付ける。
「……何にも言わないのか？」
肉芽をさっきよりキツく押し潰す。後ろの穴に押し付けた指にも力を込める。由依子は口をパクパクして荒い息を吐いている。動いて欲しいのはバレバレなのに。
「…いいか、淫乱。抵抗すらしないで喘いでいるのはお前なんだぞ。」
肉芽に爪を立てる。途端に…痛かったのだろう、頭を左右に振ってイヤイヤをしている。
「…もう一度聞く。どうして欲しい？」
「……う、動いて」
震える唇から懸命に言葉を紡ぎ出す。でも、そんなんじゃ足りない。
「…足りねぇだろ。淫乱は淫乱らしい言葉で欲しろよ」
膝の裏に手を入れて、腰を持ち上げる。こうするのは、由依子が欲しがればすぐに深い抽挿が出来る様に、だ。つまり、欲しく無いとは言わせない為。
「…っう、あんッ、…ねぇ、欲しいの。カナエの…。カ、カナエのそれで突いて欲し…」
潤んだ瞳。この被虐的な態度がそそる。
「…もっとだ。ほらッ」
持ち上げた尻をバチンッと叩く。
「っあ、んぅぅっ！！お願いしますッ、その…太い逞しい…お、おち××んで、壊すぐらいに突いて、下さいっっ」
半狂乱になりながら懇願している。
「…上出来だ」
一旦体を引き、最奥に叩き付ける様に腰を沈める。上半身を倒し、由依子のたわわな胸を押し潰す。
「頑張った、ご褒美」
唇を重ね、優しく…柔らかく…キスを繰り返す。うっとりする表情を浮かべる由依子。…飴と鞭も使いようだよな…なんてしみじみ思う。