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私と俺の被加虐的スイッチ
【SM 官能小説】

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私と俺の被加虐的スイッチ-6

 痛い程に立ち上がった乳首を優しく舐める。さっきの荒々しさが感じられない程。そして、パジャマのズボンとショーツを、まとめて片手でグイグイ下げられる。もう抵抗すら出来ない。

 …良いんでしょ?…

 ぬかるんだソコにカナエが指を押し付ける。あの痛い愛撫で溶けきってしまった身体は、カナエの指を押し返す所か、咥えて放そうとしない。
 そのままカナエは蜜壺に埋まった指を勢い良く抜き差しし始めた。そんな大雑把な、技術も何にも無い荒い愛撫に……。
 言葉も何も無い。お互いの荒い息と、自分の押し殺した官能の声が、雨に遮断された…この空間に響いている。

 …あっ、もう、あたし…

 頭では、もう上手く考えられない。理性は完全に消え去ってしまった。…つまり、同意してしまった。…認めてしまった。…あたしが一つになってしまった。

 …今のあたしはイヤラシイ雪下由依子…


………………
「先にお風呂、入るから」
 由依子は猫と遊んでいた俺の背中にそう投げ掛けた。程無くしてドアが閉まる音がする。…なんか全然男として見られてない?…何故だか少し腹が立つ。
「お前もそう思うよなぁ」
 猫に語りかける。まだ名前は決めてない。掌に乗っかるくらいの小ささ。耳はピンと立っていて鼻は黒い。体は全体的に茶と黒と白が縞の様に色付いている。長い尻尾がエアコンの風で、ふにゃふにゃと靡いている。
 そういえば確か、雄は毛の色が2色までしかDNAに登録されてないから、3色は大抵雌だと聞いた事がある。…と、言うなら…
「お前は雌か」
 ツンツンと指で鼻をつつくと、体をブルッと震わせてテレビの上に移動してしまった。小さく欠伸をしている。きっとこのまま寝てしまうだろう。
 バスルームの水音が止まった。すっぴんは如何なものだろうとドアを見つめていると、程無くして由依子が出て来た。
 すっぴんは顔の派手さを無くしたが、化粧水を浴びたであろう…頬がプルッとして可愛かった。
「お風呂、どうぞ」
 タオルを肩に広げて掛けている。昔から思うけど、女って濡れた髪を拭くよりも、濡れた髪が服に付かないようにタオルでカバーするんだよな。…疑問だ。
「タオル、出してあるから使って。後、昨日着てた服は乾燥させて、脱衣所に置いてあるから。」
 頷きながら由依子の脇をすり抜ける。シャボンの良い匂いが鼻孔を刺激する。妙にドキドキしてしまう。…んだよ。こんな年上は範囲外だろ…
 自分に言い聞かせながら脱衣所に入り、ピンク色のパジャマを脱いでバスルームに入る。
 たっぷりの湿気と、先程の良い匂いが充満したバスルーム。2、3度身体をお湯で流して湯船につかる。さっきまで由依子がつかっていたのかと想像すると、自然と自分のナニが勃起してしまった。
 …馬鹿!嘘だろ?おばさんだぜ?ありえねぇって…
 反発すればする程、このイスに腰掛けたのか…とか、この垢すりタオルで洗ったのか…と想像が尽きない。生々しい想像に嫌と言う程、ナニは硬くなり天を仰いでいる。
 このままじゃ色んな意味でのぼせてしまう。急いで湯船から上がり、頭から冷たいシャワーを浴びる。火照った身体に気持ち良い。ザッと身体を洗って、早々にバスルームから退散した。

 脱衣所である程度体を拭き、いざ自前のパンツを履こうとしたら…何故か無かった。ジーパンやTシャツは丁寧にたたんであるのに。取り敢えず聞いてみようと思い、パジャマに手を伸ばした。…だけど…
「…あいつだって俺を意識してねぇんだから…」
 声に出して肯定させる。そうだよな、別にタオルを巻いて行くんだし。うん。
 俺は股間を隠す様にバスタオルを巻き付け、リビングに向かった。


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