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〈生贄の肉・二つ〉
【鬼畜 官能小説】

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〈蠢動〉-1

『よっしゃ!そろそろ“お嬢様”を探しに行くか』

『じゃあ俺達は街の北と西の方を探す。お前らは東と南の方を探せ』

『任しとけ。4〜5人はイイ女を見つけてやっからよぉ』

『イイか、今日は狩るなよ?皆で探して、その中で最高の女だけ狩ればイイんだからな』


まだ朝靄が残る中、監禁室を備えたビルの地下駐車場から、数台の車が出ていった。

今日は美少女を拉致する予定は無いので、実に平凡で目立たないセダンタイプの車だけである。
運転手と助手の二人組で乗り込み、後部席には対象とされた美少女を撮影する為の、ハンディカメラが置かれている。


この街の誰かが、これから悲惨な運命を辿る……そのターゲットは清純な心を持ち、美しく成長した女性のみ……選りすぐりの美少女だけを求めて、獣達は走り出した……。



『ん?……オイ、高校を探りに行くんじゃねえのかよ?』


一台の車は高校には向かわず、ビルから少しだけ離れた場所にある、コンビニの駐車場に止まった。


『楽して見つける方法ってのがある……まあ黙って見てろ』


運転席に座っている若い男はスマホを取り出すと、何処かへと電話を掛ける……そして長い呼び出し音の後、通話が繋がった……。


{お、押忍……お疲れ様です……}


電話の向こうから聞こえてくる声は、かなり若い声で、緊張しているのか上擦って震えている。


『悪いな。朝っぱらから電話しちまって』

{と、とんでもないス。大丈夫スよ、先輩}


どうやら、この男とは何らかの繋がりがあるようで、上下関係を築ける程の面識は有るようだ。


『お前んトコの高校に、クソ真面目でルックスが良い女は居ないか?』


この男が考えた手段とは、自分の下っ端の高校生に学園のアイドルが居ないか聞き出し、ある程度の情報を得てから行動しようというもののようだ。
それに処女を探すとなれば、必然的に年齢が低い方が確率が上がるのは想像に易い。



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