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性感倶楽部
【調教 官能小説】

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Step3 性感の扉-1

〜Step3 性感の扉〜1

風俗店のイメージといえば、黒服の怖い人達が思いつくだろう。
何より施術内容が内容だけに、密室で行われる。男性相手では危険な目に遭う可能性だってあるのだ。女性が男性の力に敵うわけがないのだから…。

蓮美は安全確認するかのよう、吟味する。

マッサージ師プロフィール、料金、コース、施術内容の流れ、出張可能範囲、個客体験記などが記載されている。

類似ホームページはたくさんあるが、ここまで事細かく記載されていたのは、ココだけだったのだ。

ホームページを見つけて数日、
迷いながらホームページ内を彷徨う。

始まり〜終わりまで生々しく記載されている体験記は、アダルト動画で見たことあるような流れであった。

読むだけで、妄想とワンシーンが頭に浮かび再生されていく。気づけば、ショーツは愛液にまみれていた。

理解すればする程、興味が湧いていく蓮美。

(…運営許可有り、マッサージ資格所持者か。月1回性病検査徹底。コレは絶対条件だよね…。毎回、検査結果まで載せてある。一般的なアロママッサージだけのコースもあるんだ?)

「性感マッサージの場合のみ、マッサージ師と対面後に、キャンセル可能。
ホテルの密室の中で行われる為、女性が不安な場合も配慮してキャンセル料は発生致しません。」

(…そっか。会って決めてもいいなら安心。変な人なら顔だけ見て、会わずに逃げちゃえばいいのか。)

色々思考を駆け巡らせ、何度も問い合わせメール画面を、開いては消しての繰り返しである。

(…とりあえず、問い合わせの返信を待ってみよう。)

不安も混じえながら、興味と性欲に素直であった。

問い合わせメールの形式に合わせ、希望のコース内容、出張地域、仮ネーム、年齢の入力を終えると、勢いのまま送信ボタンを押す。

(…本当に返信くるのかな?)

数日ホームページを彷徨い、問い合わせをしただけで気持ちは、晴々しいのである。

一仕事終えた蓮美は、すぐさま性感マッサージ系のアダルト動画を検索する。
期待を抱き、返信を待ちつつ、今日も夜な夜な身体の熱を鎮めるのであった。

返信を待っている時間さえも、期待に心を弾ませ、いつも以上にアルバイトの仕事に専念する。

(…返信きてる!)

アドレスで「返信」だと、すぐに理解できたのだ。

「蓮美様、お問い合わせありがとうございます。マッサージ師の橘と申します。

初めてのご利用とのことなので、わからないことがあれば質問承りますので、ご安心ください。

ご予約日と場所をまず決めていきます。

不安もあるかと思いますので、まずお会いしてから、後日承ることも可能です。

お手数ですが返信お待ちしております。」

(…本当に返信きた!)

思っていた以上に丁寧な返信に、迷いは消えたのだった。
すぐに返信をする蓮美。

「初めまして。予約は木曜希望です。
新宿にあるホテルを考えています。」

「新宿であれば車を出しますので、お迎えも可能です。遠慮なくご利用ください。
ホテルが見つからない場合は、こちらで手配も可能です。

最短で来週の木曜18時に、空きがございます。ご希望のコースは3時間なので、施術終了時刻が、21時過ぎとなります。いかがでしょうか? 橘 」

「来週木曜18時でお願いします。
ホテルはいくつか知っているので、大丈夫です。」

「かしこまりました。それでは来週木曜18時、ご予約承ります。質問等ございましたら、いつでもご連絡ください。それでは当日に、またご連絡致しますので、よろしくお願い致します。
橘」

「こちらこそよろしくお願いします。」

返信後はスムーズに、予約まで出来てしまったのだ。

(…性感マッサージて本当にあるんだ。すごーい。)

感動を覚える蓮美。
不安より期待に満ちていた。


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