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性感倶楽部
【調教 官能小説】

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Step3 性感の扉-2

〜Step3 性感の扉〜2

予約日までが待ち遠しく、1日…1日が長く感じる。楽しみがあるというだけで、心は弾み仕事も充実していくのだ。

(…問い合わせして良かったぁ。どんな人だろう?)

写真は記載されていないが、個客レビューには「印象が良い。」と多く書かれ、性感マッサージの施術を受ける年齢層はさまざまであった。

SEXレスの人妻…から、20代前半の若い子も多い。

妄想を膨らませ、気持ちばかし肌の調子がよく、艶っぽくなっていく蓮美。

(…なんか、コレって女性ホルモン的なやつ?)

鏡の前で頬を緩ませるのであった。

そして木曜当日、駅のロータリーで待ち合わせとなる。

入念に鏡をチェックし、いつも以上にメイクに時間をかけたのだ。
電車に揺られながら、頭の中は卑猥な妄想で埋め尽くされている。

まさか25才の女性が卑猥なことを考え、電車に揺られているとは、誰も気づかないであろう。

緊張と期待。

改札から外へ向かって歩くと、目の前にはロータリーが見えている。
次第に鼓動は大きくなり、手には汗を握っていたのだ。

(…まだ来ていないかもしれない。)

待ち合わせ時間の10分前。その時、蓮美の携帯が鳴り響いた。

「蓮美様 ロータリーでお待ちしております。服装を教えてもらえますか?こちらも探しますので。000-0000-0000 橘」

(…メールで説明するより、電話の方が早いよね。)

蓮美は緊張しながら、メールの電話番号を押す。

「もしもし、初めまして蓮美です。今、ロータリーにいます。」

「お電話ありがとうございます。橘と申します。今、車の外に立ってますが、わかりますか?」

「あ、黒い車ですか?」

「そうです。髪が長くてワンピース来てらっしゃいますか?」

「はい。見つかりました。では…」

電話を耳にかざしながら、互いに会釈をした。橘の下までほんの数メートル…。

そこには、落ち着いた大人の男性が立ち、助手席の扉を開いて待っていた。

…ドッ…ドッ…ドッ…

鼓動を感じながら、1歩ずつ前へ進む。

(…本当にレビュー通りの人かも…。)

「お待ちしておりました。どおぞ…。」

「あ、はい。よろしくお願いします。」

助手席に手を差し伸べられ、緊張した表情で車へ乗り込む。

橘は前方を周り運転席へ乗り込むと、車は発進させずに、挨拶を始めた。

「改めまして橘と申します。この後はどうされますか?こんな、おじさんで大丈夫?」

緊張感を和ごます言葉。爽やかに話す姿に、蓮美は思わず笑ってしまった。

(…いい人そうで良かったぁ。)

「大丈夫ですよ。あの、なんというか、どんな人が来るかと思ってて、プロフィールの年齢より、若くて正直驚きました。」

「この仕事してるからね〜見た目は気をつけてますよ。もし不安とかあれば、カフェとかに寄って、話すこともできるけど、どう?」

「ホテルで大丈夫です///」

決めていたホテルを伝え、たわいもない会話をしながら車は発進した。

「けっこう若い子も来るんですか?」

「本当に年齢は幅広いよ。大人しそうな方が意外と多いかな〜。蓮美ちゃんみたいなギャルは初めてだよ。モテるでしょ?」

「そうでもないですよ。ただ性欲が人より強い気はしてます。」

「ははは。来る人はみんなそうだから安心して。“イク経験したい”とか“ストレス解消”、“美容目的”とか色々あるからね。」

笑いを混じえ、緊張が解れていく蓮美。

〜To be continued〜


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