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夢を見るころ
【女性向け 官能小説】

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ベッドの上でブラウスを脱がされて
そのブラウスを視線の高さに広げてゆっくりと見回す。

「このデザイン、好きだな」

女性の洋服に興味を持つとは思えないのに不思議な人。
もしかしたら、私の仕事がアパレルだから
頑張って気にしているのかもしれない。

そう思ったら、なんだか可愛くなって
くすくす笑った私を見て

「余裕だな」

なんて意地悪く笑った。

余裕なんかあるわけない。
ウエスト周りを温かい手でなでられて
「細いな」
なんて感心してる。
細身のパンツを脱がせて下着1枚になった私を
上から覗き込むようにしてじっと見つめた。

「うん。かわいい」

素直に発せられたその言葉がやけに恥ずかしくて
手で顔を覆った。

「今日はこのまま泊まっていかれる?」

首にキスを落としながら耳の近いところでささやきかけられる。

「んっ・・・妹がひとりになっちゃ・・・ぅ」

「ああ、楠が好きだって言う子?いくつ?」
「大学せっ・・」
「もう一人にしても大丈夫だよ。それとも楠を行かせる?」

笑いながらそう言う。
「だめ!駿を行かせたら何するかわかったもんじゃない」
「楠はきっと何もしないよ」
くすくす笑いながら耳元で話さないで・・・




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