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恋のMEMORY
【少年/少女 恋愛小説】

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巴のラブラブ大作戦!-8

「……。」
「………。」

沈む夕日、沈む私と彼女。敗北に満ちた目で無意味に地面に視線を置く。

「私たちのせいだ、私達が余計な事をしたばっかしに。」
「巴、ちゃん…。」

彼女の為と想い連と相談して色々と考えたのに、それら全て裏目に出る何て。

「だから巴ちゃんのせいじゃないって…、貴女も一条君も私の為に色々してくれた、悪いのは私、私がもっと積極的であれば…、折角二人が懸命にお膳立てしてくれたのに。」
「若葉…。はぁーアイツめぇ!」
「佐伯君だって何が何だか判らないって!彼はただ普通に行動して普通に想った事言っただけだし…。」
「……。」

もはや返す言葉も見つからない。それから別れ道が来て、彼女は去って行った、その後ろ姿がとても小さく見えて。

若葉。本当に御免なさい。

「…諦めない、絶対諦めない。必ず、佐伯君に振り向いて貰うんだから。」

失敗し惨めな私達にカラスは意味もなく鳴き続ける。

第4話へ続く。


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