第2話 憧れの子に見せる。-1
自分が書いた夢を見て喜ぶ友達を見て野心は何だか楽しくてしょうがなくなった。政治家になりたいという友達には総理大臣になった夢を、好きな子とセックスしたいと言っている友達にはそういう夢を見せてやる野心。次の日に興奮気味に話す友達を見るのが堪らなく好きだった。
(明海ちゃんはどんな夢が見たいんだろう…)
クラスメートに館野明海という女子がいる。サラッとした黒髪が印象的ないわゆる優等生タイプの美少女だ。校内でも人気があり、野心も恋していた。
清純すぎてエロとは結びつかない。しかしどんなに清純で純粋な女子でも全くエロに興味がない女子などいないと思っている野心は、明海の為にいやらしい夢をプロデュースしてあげる事を決めたのであった。いやらしい夢を見た明海の姿を見て見たいし、自分とのストリーを作れば書いていて自分も楽しい。授業中、明海の事をチラチラ見ながら夢の内容を色々と思い浮かべていた。
夜、勉強を終えると野心はパソコンを起動させる。
「明海ちゃんの処女喪失シーンか。いきなり過激過ぎるかなぁ…。でも夢だから痛みを与える必要もないしね。気持ち良すぎる初体験ってのもアリだね。俺が明海ちゃんに最高の処女喪失を与えてあげようかな!」
既に興奮してきた。野心は明海の夢を書き始める…。
グッスリと眠る明海。その明海の夢が今始まった。
(来須君、カッコイイな…)
休み時間、友達と談笑する野心をチラッと見て胸をときめかせる明海。今まで特に何も感じた事などなかったのに急に野心が気になっていた。性格もスケベ丸出しの野心は生理的に合わないはずだ。しかしどうしても惹かれてしまう自分が不思議であった。
(もしかして本当は私…エッチな事に興味があるのかな…)
そう思うと急に体が熱くなって来た。明海は机に座ったまま誰にも気付かれないようにスカートを捲り股間に手を当てた。
(教室でオナニーだなんて…、誰かに見られたらどうしよう…)
絶対に見られてはいけない行為をするタブーさに明海は興奮してしまう。手はパンティの中に入り込む。
(あ…もうビチャビチャ…)
グッチョリと濡れた股間に恥ずかしくなる。しかし指で撫でていると段々気持ち良くなってくる。
(来須君…)
野心の顔を見ながら性器を撫でる明海は我慢出来ずに制服の下から手を入れ乳首を転がす。
(ああん…、スケベな来須君にメチャクチャいやらしい事されたい…)
女の体の中で敏感な部分を積極的に撫でる明海の性感は高まる。クリトリスを撫で回した後、指を入れたくて仕方がなくなる。
(ダメ…、処女は来須君に貰ってもらうんだから…。)
入れたくて仕方ない。もう我慢出来ない。今すぐにでも野心に処女を奪われたい…、明海は性欲に頭がおかしくなりそうであった。
(もうダメ!我慢できない!)
明海は席を立つと男子生徒の輪の中に割って入り野心の前に立って言った。
「来須君、ちょっといいかな…」
「うん。」
明海は教室から野心にを連れ出す。生徒達に囃し立てられても気にはならなかった。明海は図書室に野心を連れ込み鍵を閉めた。その瞬間、授業開始のチャイムが鳴った。
「授業、始まっちゃうよ?」
野心が言った。優等生の明海が授業に遅れた事など一度もない。そんな明海が自分でも信じられないような事を口にする。
「授業よりも楽しくて気持ちいい事、しようよ…。」
「えっ…?」
驚く野心。野心は自分から誘ういやらしい明海の姿を描いているのであった。スケベな野心さえも戸惑うような超積極的な夢を作った。明海は積極的に野心を誘う。
「来須君、セックスしよ…?」
その言葉に戸惑い驚く野心。
「た、館野…、何を言ってるんだ!?」
しかし明海は堂々としていた。
「私、来須君とセックスしたいの。来須君に私の処女を奪って欲しいの。私、もう我慢できない。セックスしたいの。ねぇ?して?お願い…」
体を寄せる明海。野心は体が固まる。
「どうしたんだよ館野…、おまえそーゆーキャラじゃないだろ!?」
「普段は猫をかぶってるだけ。本当は物凄く性欲が強いの。さっきだって来須君を見てオナニーしてた…」
明海はスカートの中に手を入れ性器に触れた指を出し野心に見せた。
「私のオマンコ…、もうこんなんなってる…。」
たっぷりと付着した愛液を見せつけ悩ましい表情を浮かべる明海であった。