第１話 ドリームメイカー-3
やがて中学に入り思春期を迎えた野心。性的興味も持ち始め、野心は自分の夢をプロデュースする事に楽しさを感じる。気になった子との夢を毎日書き上げ、毎晩夢で楽しんでいた。当然セックスという物を知識に入れた年頃。まだ知らぬ生の女体を想像し夢の中で可愛い子とのセックスを楽しんだ。
｢た、たまんねぇなぁ、このパソコン…！サイコーだよ！！｣
もう相当型遅れにはなったが替えられずにいた。毎日毎日手入れをし、大事に使っている。
｢今日は先生に大人のセックスを教えて貰おうかな…｣
毎晩新作が出来る。夢ファイルは相当な数だ。しかし不思議な事にファイルの大きさはどれも０バイト…。いくらでもパソコンに保存出来た。
｢夢だから現実には残らない…だから０バイトなんだな。｣
いつしかそう納得していた。身近な人間の登場する動画はリアルで楽しかった。何回見ても飽きない。これらを実際に当事者達が夢で見ていると思うと楽しくてしかたなかった。
｢さて明日は誰の夢をプロデュースしてやろうかな…！｣
野心が将来、夢プロデューサーとして行列の出来る超能力者となるきっかけがこのような出来事があったからだった。