風呂上がりの夜空に-17
「言えよ!ほら、気持ちいいって言え!」
「んん・・・んあ、ん・・・ああッ!あん、あひんン・・・」
「これでもか!まだ言わないか!」
「んくっ、あん、ああ・・・」
「よし、じゃあもうこの辺にしようかな」
ユウジは腰の動きをやや緩めた。
もちろんやめるつもりなど毛頭ない。ただ姉が降参するまでは焦らすつもりだった。
「ひん・・・」
果たしてシホは、目に一杯の涙を湛えてユウジを見上げた。
訴えるような表情が何か言いかけて躊躇う。
口にこそ出さないが、くびれた腰はユウジの緩慢な動きを急かすように、激しく突かれるのをねだるように、くねらせている。
だがユウジは意地悪く見下ろしたまま、ゆっくりとした抜き差しを続けていた。
やがてシホの顔がくしゃっとして、
「も・・・もっと・・・」
「んー?」
「やめないで・・・もっと激しく・・・して」
「さあて、どうしよっかな」
「気持ち・・・気持ちいいから」
「何だって?」
「気持ちいいから、お願い、もっと突いて!最後までいかせて!」
「そこまで言うなら」
ユウジはひとつ息をいれると、また突き上げを激しくした。
まとわりつくような肉壺を、ほじくり、かき回すように抉っていく。