風呂上がりの夜空に-16
（な、なんだこれ・・・）
温かい姉の膣内は狭いくせに肉壁がまとわりついて、腰を引く度に肉棒を逃すまいとキュッとすぼまり、収縮して締めつけてくる。
半ばまで抜いたぺニスをまた衝き入れる度に、シホが官能的に腰をくねらせるのは、無意識のうちに、より強い性感を身体が求めてしまうのだろう。
そのうねりはユウジの肉柱にもさらなる快感を返していた。
やがて腰のうねりはより激しくなり、自分で快楽のツボを探るようにユウジの律動を受け入れるのだった。
「あふ、ああン・・・」
シホの美しい顔には、隠しようもない恍惚が滲み始めていた。
跳ねのけようとして、かえって深みに嵌まる愉悦の陶酔は、相貌をより悩ましく、妖艶とさえ言えるほどあやしく魅せる。
ユウジもまた忘我の境地にありながら、
（これが、姉貴・・・）
と思わず息を呑んだ。
そこにいるのはひとりの女だった。同時にユウジもひとりの男でしかない。
「あっ、あふっ・・・あふン、あンン・・・」
甘く響く嬌声に煽られて、ユウジは無我夢中で腰を打ちつけ、シホの下半身をめった刺しにした。
「ひ、ひあんッ！」
あられもない喘ぎが喜悦の叫びとなって迸った。
突き上げられるたびに半球状に隆起したふたつの乳房が、まるでゼラチンで出来ているかのように揺れている。
いつしかシホの両腕は、掻き抱くようにしてユウジの首に回されていた。
「どうだ姉貴、気持ちいいかい。気持ちいいんだろ」
「あひ、んっ・・・んん・・・」
これほどの狂態をみせながら、シホは気丈にも口を引き結んだ。