投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

蒼虫変幻
【SM 官能小説】

蒼虫変幻の最初へ 蒼虫変幻 7 蒼虫変幻 9 蒼虫変幻の最後へ

蒼虫変幻-8

なぜか忘れていたぼくの中の肉欲が、ぼくとはかけ離れたところで忌々しいくらい充たされて
いく。ぼくはしだいに火照るからだとともに、咽喉を鳴らしながら淫らな性の波に浸されてい
く。かさかさに乾いたからだの中が、ゆっくりと溶けだし、闇の先に光る眩暈のするような淫
蕩がぼくを襲おうとしていた。

ぬめりをもったぼくの幼虫が蒼い灯りに照らされ、暗闇の中で不気味な生きもののようにそそ
りたち、小刻みにゆれている。柔らんだ薄い膜で包まれた幼虫が、ぬらぬらと淫靡な光沢を放
つ。瞳を澱ませたあの女は、ゆっくりとぼくの幼虫の前に陰部の割れ目を突き出す。

その瞬間、伸び切ったぼくの幼虫の口先が彼女の肉の重ね目をつつき、蛇の鎌首のようにくね
りながら、陰部の割れ目を探っていた。幼虫の亀頭が秘裂をなぞると、彼女は嗚咽を洩らしな
がら下半身を悶える。

ねっとりとした蜜液の甘美な匂いがぼくのからだにまとわりつく。彼女の顔が、まるで怨念を
抱いた亡霊のように変容しながらぼくの前で揺れ動く。堅くなった幼虫の先端がぬるりと彼女
の秘部の割れ目をとらえ、柔らかい陰部を引き裂くように鋭く潜んでいく。

幼虫は烈しく悶えながら彼女のぬるりとした襞の粘膜に絡まっている。彼女は腰をじわりじわ
りとぼくのからだに押しつけ、幼虫を捕らえようとする。そして激しく体を揺すりながら前後
に腰の蠕動を繰り返す。ぼくの体の上で波打つ女のからだとともに、彼女の蕾の奥深く侵入し
た幼虫は、彼女の肉襞を抉り、苦痛に充ちた淫猥な疼きを彼女に与えているのだ。

ぼくにはそれが、現実なのか夢なのかわからなかった。肉襞の奥底を弛緩させた彼女は、ぼく
の幼虫を食い締め、まるで子宮の奥を烈しくえぐられるような淫猥な恍惚感に深く浸っていた
ような気がした。


…ああっ…あっ…うぐっ…


掻き切られた彼女の陰部の襞が、粘りつくようにぼくの幼虫に絡む。息づき始めた幼虫の尖っ
た亀頭から生あたたかい粘液が迸るように彼女の中に滲み込んでいく。その液は、まるで襞に
群がる無数の白蟻のように蠢き、彼女の中へねっとりと滲み入っていく。ぼくの幼虫が勝手に
放出した濃密な白濁液が彼女の肉奥に沈殿し、陰部の空洞は幼虫が吐いた瑞々しい蜂蜜状の
粘液で充たされたのだった。

黒い瞳を恍惚と潤ませたあの女がぼくをじっと見つめ、甘い吐息を吐いたような気がした。
そのときぼくは、女の中に潜む幼虫にナイフを突きつけた。ナイフに気がついた幼虫が怯えた
ように縮かみ、しだいに萎えていく。

ぼくは彼女の下腹部へゆっくりとナイフを寄せた。ナイフの先端で彼女の翳りを含んだ肌を
なぞり、真っ白な太腿が開いた股間へとナイフの先端を蠢かせていく。ナイフが湿り気を含ん
だ漆黒の繁みへ分け入ったとき、女の腿の付け根に潜んだぼくの幼虫が蒼ざめ強ばっていく。

ぼくはこれから何をしようとしているのか…。

ぼくは咽喉の奥深く唾液を深く呑みこんだ。濡れた陰毛の繁みを掻き分けるナイフの先端が、
じわじわと彼女の肉の割れ目へと迫っていく。すっと刃先が仰け反るように動き、肉の割れ目
をなぞった。そのとき彼女のからだが微かに震え、小さな嗚咽が唇の端から甘く洩れたような
気がした。


蒼虫変幻の最初へ 蒼虫変幻 7 蒼虫変幻 9 蒼虫変幻の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前