債務回収完了-5
裸のまま体を隣で竜彦にニヤニヤと見つめられながら電話をかけた。
「あ、私だけど…」
少し他愛のない会話を交わした後にタイミングを見計らって金の話を始めた。すると意外な言葉が返って来た。
「詩音、もしかして剛志の為にお金を借りようとしてるの??」
「えっ…?」
ドキッとした。下手な事を言わず親から話を引き出そうとする。
「な、何で…?」
「さっき剛志からギャンブルで借金作ってしまったから四千万貸して欲しいって電話があったのよ。あなた、剛志に相談されたんじゃないの?剛志の代わりに自分が借りようとしたんでしょ?優しい子ね。でも大丈夫よ?今日中に剛志の口座に振り込んでおくから。」
「そ、そうなんだ…。」
「それに比べてあの子は仕方ないわね。ギャンブルで借金抱えただなんて噂になったら恥ずかしいったらありゃしないからね。ご近所様に何を言われるかわからないわ、もう!」
怒りを露わにする母親。
「詩音は何も心配しなくていいからね?」
「う、うん…。」
胸を撫で下ろす詩音。そして電話を切った。
「なーんだ、つまんねーの。さすが金持ちだな。四千万をポンかよ。」
あと少しで物に出来た美味しそうな体を名残惜しそうに見つめていた。そうなると心配になるのが撮影されたヌードだ。
「し、写真…消して下さい…。」
兄が金を用意できたなら要らないはずの保険だ。今すぐ消してしまわないととんでもない事になりそうで怖かった。
「何で?」
「な、何でって…」
嫌な予感がした。
「せっかく撮ったんだ。勿体ねーし。このオマンコ全開写真、消すのは惜しいしな。これは俺が持ってる事にするよ。」
「そ、そんな…」
「ま、保険には変わりないよ。お前のお兄ちゃんが俺らに仕返ししようだなんて馬鹿な事を考えないようにな。ククク」
「け、消して下さい!」
動揺する詩音。竜彦はいきなり詩音を押し倒し上に乗る。
「おい、今すぐレイプしてやってもいいんだぞ?してやろうか?あっ?」
竜彦は顔を詩音の胸に寄せる。
「アンアン言わせてやろうか?ん?」
舌を出し乳首を高速で横に舐める。
「ああん…!」
「へへへ!感じるか?ククク!」
「ああん!嫌…!」
そして乳首から口を離す。
「まぁ諦めろや。グダクダ言ってるともっと気持ちいいとこ舐めちゃうぞ?ククク!」
詩音は諦めざるを得なかった。体を解放されるとソファーの端に体を小さくして丸まり怯えていた。