大佐の舘-2
2
今、岩佐は殆ど私邸に帰ってこない。帝国のスパイ活動に忙しいようだ。彼のいない間は、ボクがこの私邸の主となり、身の周りの世話を下女のみつさん、執事の善蔵、みつさんの後輩下女しおりさんが担当していた。
岩佐の家に住んでから嬉しい事が一つある。美少女しおりさんに会えたこと。彼女はボクの二つ年上のようだ。白と黒のメイド服がたまらなく似合う。しおりさんに身の回りの世話をして貰えるだけで嬉しい。毎朝彼女に朝の挨拶をされるだけでボクは気持ちが舞い上がる。今、ボクはしおりさんが大好きだ。国を滅ぼしボクの両親を闇に葬った憎むべき敵岩佐の舘のメイドなのに、今ボクは恋をしてしまっている。国を滅ぼした敵舘で恋をする。滅びた我が国の国民たちが知ったらどう思うのだろう。そうは言ってもボクは今、毎日しおりさんにときめき、夜はしおりさんを妄想しおかずにして、最近岩佐に手ほどきをされ覚えたばかりのオナニーをし大量に精子を射精して果てていた.。