大佐の舘-16
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部屋に戻ったボクはなんかそわそわして不安になった。大佐が今日、ボクを部屋に呼ぶ目的はなんだ...?
この前呼ばれた時は、ボクの絵を描くからモデルになれと言われ、大佐の前で服を脱いだ。パンツも靴下も全部脱いだ。両手は頭に抱えるポーズだからオチンチン丸出しモロ見せで、ヌードモデルを二時間位やらされた。その時あれを触られ勃起してしまい、そのままシコられ、初めて射精をした。
今日もたぶんその類いか、それかまさかボクを父と同じくついに処分する気になったのか?そわそわしながら考えていたら時間になった。
大佐の部屋の扉をノックし、中に入ると大佐は、サーベルと短銃を外し、軍服の上着を脱ぎ白いYシャツ姿で、机に腰掛けていた。
「よーぅ、俊くん良く来た。久し振りだったな。今朝は大変だったぞ。刺客に狙われた。護衛を付けておいてよかった。本国で狙われるようじゃ、俺もそろそろ危ない...。」
そんなこと言いながらボクを近くに呼びよせ抱き寄せた。大佐が暗殺されたら?ボクはどうなるのだろう?解放されるのか、でも帰る国は滅びたし、父母もいない。