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エスが続く
【OL/お姉さん 官能小説】

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4. Speak Low-3

「え? 何ですか?」
「わかったわよっ! すればいい、……でしょ、変態っ!」
 悦子が言うと、平松は目の前で堂々とトランクスを脱ぎ始めた。悦子が顔を伏せた視界に平松の革靴に靴下の足首からトランクスが抜きとられていくのが見えて、目の前で情欲の兇器をムキ出しにした男を見上げることができずにいた。
「ほら、チーフ。ジャケット脱いでください。……それとも脱がされるほうが好きですか?」
「……っ」
 悦子はまだ顔を伏せたまま、ジャケットを脱ぎ真っ白のブラウスの上躯を平松に晒した。床を踏む音が聞こえて、平松が近づいてくるのがわかる。
「こっち向いてください」
「……イヤ」
「いいんですか? バラまいても」
 馬鹿の一つ憶えのような脅しだが、悦子は渋々顔を上げていった。平松の顔が興奮に赤らみ、瞳の奥には獲物を前にした暴虐の焔を燃やしていた。その手前には根元を握られた漲る男茎が、傘を膨縮させながら時折震えて透明の汁を滴らせている。
「仕事中にそんなもん出して何してんのよっ……、……へ、変態っ……」
「その変態に今からヤラれるんですよ、仕事中にね」
 と言って、椅子に座った悦子のすぐ真正面まで近づいてくる。
「やっ……、く、来るなっ……」
 顔を背けて身を背凭れの方へ逃れさせようとしたところへ、
「動かないでください。……歯向かったら、……わかりますよね?」
 と悦子を蔑むような口調で言われ、身を押し留めるしかなかった。キッと睨みつける悦子を余裕綽々に見下ろした平松は根元を握った手首にクイッと力を入れると、次の瞬間、逆に力を入れなおして亀頭を振り下ろした。ビチッと音を立てて透明汁に塗れた男茎が悦子の流麗な頬を叩いた瞬間、悲鳴を上げて顔を逆へ背けた。
「……歯向かうんですか?」
 顔を背けて項垂れそうな悦子に冷酷な声が聞こえる。悦子は唇を噛み、屈辱の涙が滲みそうな瞳を恨蔑の睨みに形づくって平松を見上げ直した。
「さ、さっさとヤッたらどうなの?」
「……ヤッてますよ」
 顔を上げた悦子のもう一方の頬を亀頭が叩き、今度は反射的にも顔を背けることができない悦子は、ぐうっ、と悔しげにくぐもった声を出して耐えた。「こうやって権藤チーフのキレイなお顔をチンポで穢したかったんです」
「バッ……、ほんと、変態ね。……っ! ……、こ……、こんな。……っ!」
 男茎で顔を叩かれる度に声を詰まらせて、それでも顔を平松の股間へ向けたまま打擲を浴び続けるしかなかった。何度も頬や額を叩き、やがて打つのではなく先端を押し付け、擦りつけるように腰を前後させてくると、漏れ出た粘液が悦子の美顔を汚していく。
「くっ……、や、やめてよっ、化粧が……」
「後で直せばいいでしょう? ……それとも、おしゃぶりしたいですか?」
「だっ、だれがっ……」
 男茎の先端が、鼻先へ押し付けられるとグイッと突き上げてくる。鼻穴が上を向く不様な面にされそうになって悦子は顔を顰めた。拒絶の言葉を発しようにも、声を出そうと口を動かそうとすると、唇が幹に触れてしまいそうになる。
「どうです? チーフの大好きなチンポ、顔に擦りつけられて興奮しちゃうんじゃないんですか? オナニーの指なんかより、ずっと気持ちいいですよ、これ」
「バ、バッカじゃない……?」
 だがずっと顔を熱い肉塊で擦られ続け、悦子はスカートの中に痺れるような蕩ける感覚が起こり始めているのに気づいていた。いけない、仕事の時に何を考えているんだ。そう自制しようとしても、いや自制しようとすることでむしろ意識を向けてしまい、平松の男茎に擦られる顔の感触がダイレクトに下腹の奥へと流れこんでくる。
「じゃ、おしゃぶりしたくなったら言ってください」
「……い、言うわけないでしょ?」
 力なく反駁した悦子に蔑笑を向けた平松はいきなりしゃがみこむと顔を預けて油断していた悦子の膝の裏を取って強引に開かせてきた。不意を突かれた悦子が慌てて脚を閉じようとした時には、平松の顔は脚の間に入り込んでグイグイとスカートの奥へ突入を開始していた。
「やっ、ちょっとっ!」
 手で平松の額を抑え、ももで顔を挟んで押しとどめようとしても、淫欲を力に平松がどんどんタイトスカートを押し上げながら進んでくる。吹きかけられる息は熱く湿っていて、自分の秘部を淫らな欲望で平らげようとする意図をひしひしと感じさせる。
「いやあっ……!」
 叫びを上げた悦子へスカートの中から、
「そんな大声出したら、誰かに見つかっちゃいますよ」
 と聞こえてきて、悦子は息を呑みこむように口を閉ざした。だが平松の顔がストッキングに包まれた恥丘に間もなく到達しようというほど近づいてくると、声が衝きそうで必死になって唇を結んで呻く。
「もしかして、濡れてます? イヤラしくムレムレになってますよ?」
「……そ、そんなわけ、な、ないでしょっ」
 脚の付け根の上まで完全に捲れ上がってしまったタイトスカートから一旦顔を出した平松は、悦子の体を椅子の上に跳ねさせるまでに強引にヒップの上までめくり上げると、素早い動きに対応できない悦子の脚を掴んで左右に思い切り広げた。


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