浴室での戯れ-3
オレは肉棒の脈動が終わると、「ふうっ」と一息付いてからゆっくりと千尋の口から引き抜いた。白濁した精子が千尋の愛くるしい口元から零れた。
千尋は視線を自分の口のやや前に寄せると、口の中の精液を手の平の上に吐き出した。
「うえぇ〜、びっくりしたあ!こんなに一杯出るんだねえ。それに匂いも味も変なのお」
口元から垂らした精液を拭うことなく、手の平一杯に溜まった自分の行為の結果を見ながら千尋は感慨深げに言った。
「それは千尋だからかな。それだけ出ることはあんまりないよ。千尋が相手だったからいつもより興奮したのかもな」
「ああん、嬉しい♪」
感激した千尋はオレに抱き付こうとしたが、手の平の精液に気付いて動きを止めた。
「浩太にい、これどうしたらいいの?」
「そのまま、お湯で流したらいいよ」
「みんなそうしてるの?」
「色々だよ。風呂でなかったらティッシュで拭いたり、嬉しそうに自分の体に擦り付けたり、舐めたり飲み込んだり」
オレは今まで相手をしてきた女達の性癖を思い浮かべながら説明した。一番えぐかったのは、恍惚の表情を浮かべながら、精液を自分の顔に擦り付ける女だった。
「うえええ!これを飲み込むの?」
千尋は掌の精液をまじまじと見ながら声を上げた。
「ああ、エッチな女は結構飲むみたいだよ」
少しからかってみた。
「うっそ…」
そう言った千尋は、しばらく精液に目を落として考え込むと、真剣な目でオレを見上げて質問をした。
「ねえ、浩太にいはエッチなあたしと、そうでないあたしとどっちがいい?」
オレは当然のように即答した。
「もちろん、エッチな千尋がいいに決まってる」
「うっ…、そうなの…。わ、わかったよ。じゃあ、そうするね」
そう言った千尋は、手の平の精液に口を近付けた。
「バカ!からかっただけだよ。無理してそこまでしなくていいから」
「でも、本当はエッチな方がいいんでしょ」
「ま、まあ、そうだけどな…。あっ、でも千尋はいいよ」
嫌がることはさせたくない。オレは千尋の手首を掴むと、精子の溜まった手を湯船の中に浸けた。
「ああん、浩太にいの精子ちゃん達があ…」
少し残念そうに千尋が顔を顰めた。なんでも真っ直ぐに捉える千尋の姿勢に、オレは微笑んだ。
「そんなに残念に思うなら少し練習だ。これを可愛いお口で綺麗にしてくれるかな」
オレは亀頭の先から残滓が滴る肉棒を指さした。
「うん、やってみるね」
明るく頷いた千尋は、オレの肉棒を掴むと、滴り落ちそうな精子をペロペロと舐め取り、そのまま口に含んで、レロレロと舌先での掃除を始めた。勢いの落ちかけていたオレの肉棒はそれで一気に復活をした。
千尋が相手だと、何回でもできそうだ。
風呂での痴態はそれで終わらすことにした。このままでは風呂で千尋の処女を奪ってしまい、ファーストキスのように、後で変な思い出になるといけなかったからだ。それにオレ自身、千尋の初めてをベッドでしっとりと味わいたかった。
脱衣室できゃあきゃあ騒ぎながら、お互いの体を拭き合い、オレたちは全裸のまま、手を繋いで寝室へと向かった。
「浩太にい、揺れてるよ」
勃起しっぱなしだった。歩きながら左右にプルプル揺れるそれを見て、千尋はキャッキャッと喜んだ。
「千尋だけ楽しんで不公平だ。お前も揺らせ」
何故か気恥ずかしくなったオレは、千尋にも同じ思いを味あわせてやりたくなった。
「こう?」
千尋は直ぐに応じて、上半身を小刻みに左右に揺らし、バストをプルプル震わせた。
オレはプルプル目の前で揺れるバストを見据えて、素早く乳首を摘まみ、ノリのいい千尋のご褒美とした。
「やあん、だめえぇ」
その刺激に堪えきれず、千尋はその場でしゃがみ込んだ。
「そんな所にしゃがみ込んだら、風邪を引くぞ。さあ、立って」
繋いだままの手を引っ張ったが、千尋は立ち上がろうとしなかった。