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そして16年目の恋模様(クラス1-AB)
【女性向け 官能小説】

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千尋の誘惑-1

【千尋の誘惑】

ダメだ寝付けない。頭の冴えたオレは千尋が寝静まったのを見計らい、そうっと部屋を抜け出して浴室に足を向けた。

寝付けない夜は、生温いシャワーを浴びるに限る。オレはいつもそうしていたが、特に今日は頭の中にシャワーの光景ばかりが浮かんで仕方がなかった。シャワーを浴びなければ落ち着かなかい。

カランを捻り、出てきたお湯が適温になると、オレはお湯の迸りに頭から突っ込んだ。こうして昂った気が落ち着くまで浴び続けるのだ。

「ふう…」

息を吐いて弛緩した。しかしその直後、その弛緩を中断させる声が浴室に響いた。

「浩太にい、あたしを抱いて」

コッソリ背後に忍び込んだ千尋が、シャワーを浴びるオレの背中に全裸の胸を押し付けて叫んだ。

シャワーの音で千尋の入室の気配に気付かなかったオレは、背中に突然受けたムニュッと心地よい肉の感触と、それとは別に硬めに存在感を主張する2つの突起の刺激に驚いた。

「なっ!」

心の準備が全く無かったオレは、反射的に身体を捩じると、背中に感じていた柔らかく心地よい感触を引き剥がした。そしてその勢いのまま、千尋の両肩を持って小柄な女体を遠ざけた。必然的にオレの視線の先は、無防備な少女の裸体へと注がれることになってしまった。

「きゃっ」

オレの素早い動きと両肩を抑える力の強さに、千尋は驚いたように小さく声を上げた。オレの両手に千尋のビクッとした体の震えが伝わった。

見開かれた千尋の視線を顔に感じつつも、オレの視線の先は千尋の女体から逃れられず、2人の視線は暫く交差することはなかった。

異常な状況の中で感嘆したのは、その極め細やかな素肌だった。飛び散るシャワーの水滴が、ほんのり赤みのさす素肌に弾けるように流れていた。水滴がダラダラと流れる自分の肌質と比べるもない、オレはそのスベスベと若々しい千尋の素肌に見入ってしまった。

前の女と別れて半年が経つ。しばらく風俗もご無沙汰だった男にとって、久しぶりの女体を前にしてこの反応は仕方が無かった。と言えば言い訳になるだろうか。

まだ幼いと思っていたバストは、存在感と共に若いハリを主張していた。女体の小刻みな震えに連動し、バストの先でプルプル揺れるピンク色の乳首は、千尋の興奮具合を示すかのようにツンと上を向いていた。

「ああぁ…」

それが羞恥からなのか、はたまた興奮からなのか、千尋の口から小さく声が漏れた。その声に構うこと無く、オレの熱い視線は千尋の素肌を滑る水滴を追うように、徐々に下へと向けられていった。

乳首の先から腹部へと、バストの盛り上り具合を観察し、続いて縦長のへそをじっくりと舐めまわすように見ていった。引き締まったヘソ回りが運動神経の良さを彷彿していて、何故だか少し感慨を覚えた。

『浩太にい、あたしバドミントン部に入ったんだよ。だからラケット買って』

入学当初の千尋の溌剌とした声が耳の奥に甦った。それと同時に、過去同じくバドミントン部に所属し、体育館で躍動していた高校時代の知子の肢体が脳裏を過った。バスケ部だったオレは、バドミントン部と同じ時間帯に体育館を使えるローテーションを心待ちにしていたことを思い出した。

オレの視線が下るに従い、その羞恥に堪えられなくなった千尋の腰が徐々に後ろへと引けていった。しかし、両肩を抑えられた女体は、オレの視線からは逃れることはできない。

その恥じらいの仕草が逆効果になり、興奮が高まってきたオレの視線は、逃れようとする部分を執拗に追い求め、健康そうにスラリと伸びる足の付け根でピタリと止まった。

普段、人目に晒されることのない部分。薄い陰毛がシャワーの流れで恥丘に貼り付き、卑猥な肉の割れ目がハッキリと見てとれた。

「ごくっ…」

その柔らかな肉が形成する秘裂を認めたオレは、生唾を飲み込むと同時に、女体の肩を抑える両手の力が弛緩した。

生の女体を目の前にしたオレの変化は、それだけでは治まらなかった。その変化は早送り画像のように、腰が引けて俯き加減になっていた千尋の目の前に晒された。

「あっ…」

再び漏れた千尋の声。それはさっきの吐息と違い、明らかにオレの肉棒の変化をを見た驚きの声だった。

それを見た千尋の動きは早かった。両肩を抑える力から解放された千尋は、オレの勃起する肉棒の前にしゃがむと、上目づかいにオレを見上げた。

「さっきの動画みたいに、あたしが浩太にいを気持ちよくしてあげる…」

耳たぶまで真っ赤にして千尋が言った言葉の意味は、興奮していたオレには直ぐに理解できなかった。



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