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妖怪艶義〜セドナ〜
【フェチ/マニア 官能小説】

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妖怪艶義〜セドナ〜-5

3
私の反応を頃合いと見たのか、彼女の責めが次の段階へと移る。

彼女の舌が股下をくぐってくる――そして包みこむように、舌先をぴったり下腹(かふく)に密着させてきたのだ。
ちょうど‘おしめ’を当てられたように、陰部が舌先に覆われる。熱い舌の感触がペニスにダイレクトに伝わって、私は呻き声を漏らしてしまう。
だが彼女の責めはまだ終わらない。舌をぴったり押しつけたまま前後にスライドさせて、ぬめった摩擦を加えてきたのだ。

ぬちゅっ、じゅちゅっ・・・と、巨大な舌が蠢く粘った音が木霊する。

私の下腹と彼女の舌との間――ぴったり押し合わされたその隙間で、陰嚢が優しく揉み解され、裏スジが激しく擦(す)り上げられ、亀頭が執拗に撫で回される。

待ちに待った男性器への刺激と、舌先で弄ばれる屈辱的な快感に、堪(こら)えきれずにか細い声が――歓喜の声が断続的に漏れてしまう。気づけば私は自ら腰を揺すって、彼女の舌にペニスを擦(なす)り付けていた。そしてそれに応えるように、彼女の舌も妖しく蠢動して、ペニスを余すことなく舐(ねぶ)り上げてくる。

不意に、彼女の舌が喉元まで伸びてきた。下腹から胸、乳首にいたるまで、体の前面すべてを熱い舌の感触に浸され脱力したのもつかの間、私は咄嗟に彼女の舌にしがみついた。彼女の舌先に乗せられて、体が宙に浮かび上がったのだ。そしてそのまま私は、彼女の口内に連れ去られてしまう。

彼女が器用に位置を調整して、唇でつまむように私を咥え込む。結果として私は、肩から上だけは外に出た状態で――逆に言えば、ほぼ全身を彼女の口内に収められてしまったのだ。

突然の事に驚いたが、このまま丸呑みされるわけではないと知っているので、私は体の力を緩める。すると彼女の熱い口内の感触が、文字どおりに私を包みこんできた・・・。

今、私は彼女の口の中で、温かな唾液でぬめった肉の布団にうつ伏せになり、背中にもたっぷり唾液を塗(まぶ)されて、すっかり脱力してしまっている。ちょうど、温かい布団にしっかりと包(くる)まったように・・・。
しかし、この温かさは性的快感をともなう卑猥な温かさだ――女の口で性器を咥えられた時の、あの身も心もとろけるような温かさ・・・あれを、今私は全身で味わっている――

自然と、無意識に、私は腰を揺すり始めた。彼女の舌先にしがみついて、快感を引き延ばすようにゆっくり、じっくりと、夢中で性器を擦(なす)り付ける。
熱い唾液をたっぷりまとった舌は驚くほど滑りがよく、私はゆったりと全身を上下させて、まるでマットプレイに興じる風俗嬢のように、浅ましくもペニスを舌に押し付けていく。

柔らかい舌肉に裏スジをうずめ、唾液の海をゆったり掻き分けながら、私は彼女の舌に腰を使い続ける。少しざらついた舌が敏感な裏スジを擦りあげるたび、心地良い熱が腰の奥へとどんどん溜まっていって、私は腰を振りつつ目を瞑り、心地良さに意識を集中していく。
その間、彼女は何もせず、ただ口内を私の好きにさせている。好き勝手に動く私を嫌がりもせず、それどころか私のすべてを、舌一枚で受け止めているのだ。

思えば、なんと屈辱的な‘性行為’だろう。

私は彼女の口と、いや、舌とセックスしているのだ。私の全身と、彼女の舌一枚とのセックス。女の口淫だけで射精させられる、その何十倍もの恥辱と、何十倍もの快感――。

彼女は間違いなく、この行為に快感など覚えていない。自分の小指にも満たない男性器を、舌に擦(なす)り付けられているだけなのだから。でも私は、その行為に夢中で没頭して、独り善がりに快楽を貪っている――

自分の呼吸が、どんどん浅くなっていくのを感じる。限界まで張りつめた性器が心地良い悲鳴を上げ、粘った涙をとめどなく流しつづける。
私は、まるで愛しい人にそうするように、彼女の舌に腕を回して抱き締め、腰をしっかり密着させる。そしてそのまま、腰を深く、小刻みに動かして、最後の瞬間めがけて駆け昇り始めた。

私の限界を悟ったのか、彼女も舌先を尖らせて絶頂を後押ししてくる。柔らかだった舌肉に弾力が加わり、ぷりっとした感触に裏スジを心地良く圧迫されると、我慢はあっけなく崩壊して、私は射精へと追いつめられていく。

じんわりと、先端から心地良さがひろがって、ペニスを覆い尽くしていく・・・下半身が気持ち良さだけになって、それでも腰を振りつづけて――彼女が舌先をさらに尖らせ、その弾力が裏スジを強く擦り上げた瞬間、私は、溜まりに溜まった快感を爆発させていた。

二度、三度と腰を震わせて、舌の上に大量の精を――彼女にとってはほんの一滴(ひとしずく)にも満たない精を――吐き出していく。腰が震えるたび、ぬめぬめとざらついた舌に裏スジが心地良く扱かれて、私は呻き声まで漏らしながら、さらに三度、四度と精を撃ち出してしまう。

そうして精を漏らす私を優しく吸引しながら、彼女は放たれた精を嚥下していく。その甘い吸引にさらされて、私は夢見心地で、残った精まで漏らしていった――。


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