３話-3
「さて、気持ちよくしてもらったから特別にご褒美をやろう。一つだけ、朱莉の言った通りの事をしてあげる」
精液を吸って重くなったティッシュをゴミ箱へ投げ入れてから、春斗は朱莉に軽いディープキスをしてからそう言った。キスをしたとき、朱莉の口内に残っていた少量の精液が彼の舌を刺激して苦味を走らせ、春斗は一瞬だけ苦い顔をしたが、そんなことはすぐに忘れてもう一度唇を重ねた。
「んっ、ちゅっ……えっと、その……」
朱莉はキスの快楽を感じながら、恥ずかしそうにためらいながら言った。
「あの、舐めて、くれると……嬉しい、です」
「どこを？」
どこを舐めてほしいかは理解していたが、あえて春斗はいじらしく聞いてみる。
「わかってるくせに……意地悪しないでよぅ」
「へぇー、なんか偉そうだね。言わないならやってあげないよー？」
「あうぅ……その、お、おまんこ、を舐めて、ください。ご主人さまぁ」
「了解っと」
朱莉の羞恥心に満ちた訴えを聞いた春斗は、さっとベッドの縁から立ち上がって、しゃがんでいる朱莉のひざ裏に腕を通して一息に抱え上げた。
「わわっ」
目の見えない中、いきなり抱え上げられたので朱莉は驚いて春斗の腕にしがみつく。
春斗は朱莉の身体をベッドに横たえさせると、再び四肢を拘束具で大の字に固定した。そして足枷部分のベルトをいじって、Ｍ字開脚になるように長さを調節した。
「たっぷり味わわせてもらおうかな」
春斗は朱莉の股の間にしゃがみこみ、舌を思いっきり伸ばして彼女の秘貝にぴとっと密着させた。
「うにゃぁ……気持ちいい」
朱莉が悦楽に浸った甘い声を漏らす。春斗の下腹部はその嬌声を聞いて再び勢いを取り戻し始めた。
「あ、うにゃっ、ああっ」
春斗が媚肉を舐めあげるたびに朱莉は嬌声を漏らし、春斗の股間を固くさせた。
「そんなに気持ちいいのか？」
「う、うん。おまんこ、気持ち、いいですっ」
朱莉の秘貝は溢れんばかりの愛液で満たされ、肉がふやけてトロトロになっていた。春斗がそれを舐めるたびに愛液がさらに分泌されて洪水を起こす。
「じゃあ、ここも舐められたらすごいんじゃない？」
春斗は指で朱莉の包皮をつまみ、クリトリスを露出させた。興奮で真っ赤に充血したクリトリスを春斗は容赦なく舌で盛大に刺激した。
「あああああああっ！ い、イクっ！ それイっちゃう！ だ、だめだめだめっ！」
朱莉が甲高い声で叫ぶと同時に身体全体がビクンと跳ね、拘束していたベルトを突っ張らせる。
「うるさいな、ご近所に迷惑だぞ。お仕置きだ、俺の舌で一回イっとけ」
春斗の舌はクリトリスにさらなる刺激を追加で与えた。激舌が上下左右にとランダムに激しく這いずり回り、朱莉はたまらず幾度目かの絶頂を強いられることになった。
「はうっ、い、イク！ うにゃ、うにゃああああああああ！」
全身をガクガク痙攣させ、荒い息をしている朱莉の髪を春斗はまた撫でてその手触りを堪能する。彼は別に髪の毛フェチというわけではなかったが、愛する彼女の頭髪の触り心地は大好物であった。
「舐められてイっちゃったな。気持ちよかったか？」
「うん……気持ち、よかった、です」
まるで文節を区切っているかのように単語ごとに朱莉は息を挟んでしゃべる。春斗は朱莉の息が整うのを待ってから、活気を取り戻した自分のペニスを朱莉の膣にちらつかせた。