千代子、愛しき妹-3
3.
千代子が高校生、良和が大学生になると、二人とも夫々を女、男として意識をするようになった。
両親の留守を狙って、良和は久しぶりに千代子の布団に潜り込んだ。
(まるで夜這いだな)
田舎のほうでは、若い男が女の家に夜中に忍び込んで、おマンコをすると本で読んだ。
千代子は、良和の気配で目を覚ました。
「お兄ちゃん?」
「千代子、お前が好きなんだ」
以前やったように、パジャマの上から、乳房に手を当てた。
千代子は、何も言わない。
良和は、乳房を揉んでみた。
千代子は、じっと動かない。顔を覗くと、目を瞑ったまま寝たふりをしている。
(嫌ではないんだな)
パジャマの裾から手を差し込んで、乳房を手で覆う。
指に溢れるほどに成長した乳房は、かつての少女のものではない。むっちりと盛り上がる乳房の麓から、頂上の乳首を目指して探る指先が、震える。
唇を合わせた。考えてみると、千代子とキスをするのは初めてだった。
舌を差し込むと、千代子もおずおずと舌を伸ばしてきた。絡んだ舌に、唾が溢れ、唇を濡らす。
むちゅむちゅ
舌を吸い、唇に溢れる唾を飲み込んだ。
大胆になった良和は、パンティーの上から、恥骨の膨らみを指で撫でてみた。
薄いパンティの生地を通して、恥毛の茂みが指先にじょりじょりと触れた。
パンティのゴムを押し開けて、手を差し込む。指先に触れた恥毛は、ふさふさと生い茂り、良和の恥毛に勝るボリュームだ。
「千代子、お兄ちゃんは千代子が大好きなんだ」
「お兄ちゃん、千代子もお兄ちゃんが好きなのよ」