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花のごとく
【熟女/人妻 官能小説】

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花のごとく〜黒薔薇夫人〜-2

俺は京子さんからぺ○スを引き抜くとゴムをとって蛍光灯に透かした。白いものはほとんど見当たらない。
京子さんと出会ってから毎日続く、一日五回という決められたセックス。
そのおかげか、最近では精液はほとんどでなくなってしまった。
けれど京子さんは毎回毎回ちゃんとイクし、実際これでも足りないらしく、俺との後にも夫とのセックスを毎晩三回するのだそうだ。

かぴかぴに乾いてきたコンドームを指先ではじく。

横で眠る京子さんの伏せられたまつげの黒さ、唇のあかさ、まるで黒薔薇のごとく咲き誇る生きた美貌。

黒薔薇は人間の血を栄養源として、根を張り、葉を広げ、花の色を濃くする。
そしてその度に花の艶は揚々と増し、さらなる人間を犠牲にしていった、という昔の記述をよんだことがある。
逸話なのか伝説なのか知らないし、実際に黒薔薇を見たことはないけれど、想像上のそれと京子さんはぴたりと重なって見える。


このままゆっくり寝かしておいてあげたいが、このあとは衆議院出馬に向けて、党幹部との会食が入っていた。
「京子様。あと15分で白石様のアポが入っております」
そう、耳元でささやく。
京子さんは無意識なのか、無言で飛び起きて着替えをはじめた。
ブランドのスーツに身をつつみ手早く髪と化粧を直す。
その間俺もスーツに身をつつみ準備をした。二人で寝室を出る。
あんな痴態を演じた後なのに、京子さんは廊下を毅然とした態度で歩いた。
玄関につけられた黒塗りのロールスロイスに乗りこむ頃には20名ほどのメイドが頭を下げて見送りをしていた。
皆、一族を支える多忙な京子さんを慕っている。

……もし京子さんのマ○コの中が愛液でぐちゃぐちゃだなんて知ったらどう思うだろう?


時々彼女らに訪ねてみたい気持ちにかられるが、これは公然の秘密だ。
寝室で会議をする事。それは私の前も私のあともずっとずっと続く、京子さんの秘書の役目なのだ。
ロールスロイスの広々とした黒革の座席で、何気なく外を見ると雨が降り出していた。
しとしとと降る雨で、車の窓には次から次へと水滴が流れていった。

そっと、指先で窓にふれてみる。
ひやりとするが水滴が指につくことはなく、ただほんの少しの切なさを感じるだけだ。


隣の席からのびる指が、俺のズボンのジッパーを上にあげる。ぺちゃぺちゃとペ○スをむさぼる音と、ワイパーの音が車内に響き、熱心に頭を上下させる京子さんからは、むせ返るような花の香りがただよってきた。


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