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止められない
【姉弟相姦 官能小説】

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止められない番外編〜由紀と鈴香〜-6

(よかったね、鈴香)
由紀と鈴香の情事を最後まで見届けて、泉はそう思った。
泉自身由紀を好きなのは事実だが、ずっと陰ながら由紀を想っていた鈴香を心から応援していたのも事実である。
ただ、これからが問題だと泉は思う。
由紀が自分にとってただのお気に入りな男の子で済むならば、この先も鈴香を応援していこうと思える。
しかし泉も今や由紀を本気で好きになり、普段は軽い感じで由紀に接しているが、心の底では真剣な付き合いの恋人になりたいと願い、結婚も考えている。
こんな気持ちから、現在は他の男性と極力(全く、ではない)関係を持たないようにしている。
(鈴香と由紀ちゃんをくっつかせるのが姉としての行動だと思うけど…女としての気持ちからいえば我慢できないわね…)
めったに何かに悩むことのない泉は、解答のないようなジレンマにとらわれながらもその場を後にした。

場所は再び鈴香の部屋に戻る。
鈴香と由紀はようやく息を整えた後、何となく互いにこれで別れるのも居心地が悪く、全裸のまま布団に入って横になっていた。
「由紀…」
「うぇ!?な、何?」
無言のままであった気まずい沈黙が続いていたら、ふと鈴香が話しかけてきた。
「お前…何かエッチ手慣れてる気がしたが、経験済みだったのか?」
「えっ!そ、れは…」
何とも答えにくい質問である。
ただでさえ既に脱童貞だったというのも言いづらいし、ましてや、その相手があなたの姉なんですなんて言えるはずがない。
「いや、その質問はやっぱりいい」
由紀が答えに窮しているのを見て鈴香は言った。
わざわざ由紀の口から聞かなくても、態度を見れば答えは明らかである。
「由紀は…私の身体気持ちよかったか?」
由紀が安心した直後、爆弾は再び放たれた。
「それは…」
「気持ちよく…なかったか…?」
「う、ううん…気持ち…よかったよ」
顔を真っ赤にさせて答える由紀。
「そうか…」
対する鈴香もやや頬を染めながらも、嬉しさがにじみ出ている。
「またしたいと思った?」
鈴香は言う。
本音を言えば、したいに決まっている。
絶世の美女という言葉が似合うこの女性を、抱きたくないなどと思わないはずがない。
しかし、そんなことを面と向かって言える由紀ではなかった。
「私は…また由紀としたいと思った。由紀がよければ、また由紀としたい…」
強烈な一言だった。普段あまり表情を変えない鈴香が、明らかに照れながらあんな言葉を吐く姿は、由紀の心拍数を一気に上げる。
「うん…」
鈴香の言葉に由紀は一言呟いた。
…これより後、由紀と鈴香は幾度も互いの身体を求め合う関係となる。
お互いの気持ちを知らないまま…


由紀達の関係が今後どうなるのかは、まだ先の話である。


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