に-2
肩から漏れ聞こえる声に大久保さんが小さく笑う。
「美緒。声を聞かせてよ」
ゆっくりと私を大久保さんから引きはがし、そのままブラウスを脱がされた。
「はぁぁ・・・・」
「ん。可愛い」
両手でほほを包み込み
何度も何度もキスをする。
角度を変え、強さを変え、そこにお互いが存在することを
確かめあうようにキスをする。
やがてほほを包んでいた手が肩をなで、
胸をなで。背中を抱きしめる。
腰回りをじれったく撫でられ、スカートのファスナーを下げるとき
目をじっと見つめられて、静かな部屋の中で
ジーッというファスナーをゆっくり下げる音だけが響く。
ソファーに座らされて。
優しく、ストッキングを脱がされた。
そのまま下着を脱がされ。
両足を持ちあげられる。
「あ・・・っ」
何回か中指で触られ、大久保さんが近づけた吐息が温かく感じられる。
濡れた指先をゆっくりと私の目を見ながら舐めた後。
また顔を近づけて、今度は舌で刺激された。
「あ・・っっ。あ・・ぁぁぁ」