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劇場版『Chocolate Time』 第1話 わくわくパートナー交換
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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ドラマが始まる-3

 修平たちに続いてシャワーを済ませた龍と真雪は、メインルームに戻り、二人並んでベッド端に腰掛けた。
 ソファでビールを飲んでいた夏輝と修平は立ち上がり、龍と真雪にも缶ビールを手渡した。
「ありがとう」龍が言った。「わあ! キンキンに冷えてる」

「でもよ、」修平が口を開いた。「真雪も龍も抵抗ないのか? パートナー交換して繋がるの」
「相手によるよ、もちろん」真雪が言った。
 龍もビールの缶から口を離した。「それに、俺たち初めてじゃないし」
「え? そ、そうなのか?」修平がびっくりしたように目を見開いた。
「そうなんだってね」夏輝が言った。「何でもケンジさん夫婦とスワッピングしたらしいね」
「マジかよっ!」修平は思わず立ち上がった。「じゃ、じゃあ、真雪、ケンジさんと、そ、そのエッチしたってのか?」
「そうだよ」
「りゅ、龍はミカさんと?」
「うん」
 修平はますます早口で叫んだ。「な、なにさらっと言ってやんだ。お、お、おまえら親子じゃねえか!」
「どうだった?」夏輝が修平の腕を取ってソファに座らせながら、にこにこしながら言った。
「父さんは真雪の中にある年上の男性に対する拒絶感を取り除くために抱いてくれたんだ」
「な、なんだよ、それ……」
「二十歳の時の、あの出来事の後遺症っていうか……」真雪が低い声で言った。


 ――真雪は龍と恋人同士になって二年目の冬、彼女が二十歳の誕生日を迎えて間もなくの頃、当時通っていた専門学校のプログラムの一つ、郊外の水族館での一週間の宿泊実習に参加した。そしてその時、学生たちの研修を担当していた主任の既婚男性と関係を持ってしまったのだった。巧みな言葉で食事に誘われ、二十歳の誕生日を祝うという口実でカクテルを飲まされた真雪は、そのままホテルに連れ込まれてその男に抱かれた。

 その出来事は龍にはもちろん真雪の心にも大きな傷となって残り、二人はその後、そのつらさを乗り越えるのに相当なエネルギーを必要としたのだった。もちろん夏輝も修平も二人のことをひどく心配し、友人としてその後のケアにも多くの時間を割いた。


「その男にされたことと同じコトを父さんにやってもらって、真雪の心と身体を癒してもらったんだ」
「ううむ……確かにそういうことはケンジさんにしかできねえだろうな……」
「いいなー、ケンジさんに抱かれたんだ、真雪」夏輝がうっとりとした表情で言った。
「もうすごいの」真雪が身を乗り出して言った。「完璧に復活したもん、あたし」
「そうなの?」
「うん。あたし、あの事件から時々あの男に無理矢理中出しされる夢、みて、夜中に飛び起きて龍を何度もびっくりさせたり心配させたりしてたんだけどね、ケンジおじに抱いてもらってからは、もうそんなこと全然ないもん」
「すげえな、ケンジさん」
「高校生みたいにシャイなんだけどがっつかないし、ずっとあたしをいたわってくれてた。それに話し方も笑顔も囁きもすっごく余裕でナチュラル。なのに、そういうことされてるうちに、あたし身体がどんどん疼いてきちゃって、自然な流れで繋がった時にはもう雲の上。そして最後は弾けまくって最高に気持ちよくフィニッシュ」
「へえ!」
「カーテンを開けたら一気に眩しい夏の海の風景が広がって、窓を開けたら涼しい風が吹いてくる、みたいな爽快感と開放感」真雪は両手の指を組んでうっとりとしたようにため息をついた。
 夏輝が心底羨ましそうに言った。「やだ、あたしも抱かれたい、ケンジさんに」
 修平が少し呆れたように言った。「わかったよ、夏輝、今度俺が頼んでやるよ、神父尊さんとケンジさんに」
「ほんとに? やった! 楽しみ」

「それで、龍、」修平は龍に目を向けた。
 飲みかけたビールの缶を口から離して、龍は修平の視線を受け止めた。「え? なに?」
「おまえ、母親であるミカさんを抱いて、どうだったんだ?」
 龍はぽりぽりと頭を掻いた。「最初はめちゃめちゃ抵抗があった」
「だろうな。無理もねえよ」
「恥ずかしいやら気まずいやら申し訳ないやら……」
「じゃあなんでそんなことになっちまったんだ?」
「だって、父さんが真雪を抱く条件は、俺と母さんがベッドを共にすることだ、って勝手に決めちゃって」龍は赤くなってうつむいた。
「なるほど。それが筋だな」
「それにケンジさんらしいね」
「で、龍、おまえちゃんとミカさんを満足させたのか?」
「ど、どうにかね」
 真雪がにこにこ笑いながら言った。「若い頃のケンジ伯父とのベッドタイムを思い出して、とっても燃えた、ってミカさん言ってた」
「そうか。龍はケンジさんにそっくりだからな」修平は笑った。

「だから心配しないで、しゅうちゃん。あたしたち、こうしてあなたたちと交換プレイすることに抵抗ないから」
「って言うか、俺、夏輝さんを抱くの、すっごい楽しみなんだけど」
「あたしも。やんちゃなしゅうちゃんに抱かれるの、新鮮」
 夏輝も修平もそろって頭を掻いた。


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