平穏 1-2
そして、そのままソファーに押し倒した。
きっと心の奥底で裕也への嫉妬があったのだろう。
不意打ちを喰らった希美は、最初のうちは驚きでバタバタと抵抗していたが、やがて落ち着いて夫を受け入れていった。
寿輝は今朝までのことを思い出しながら、剛直で激しい出し入れを繰り返す。
「あぁン…激しい‥、どうしたの‥よぉ、…ハァァッ!」
希美の体に遮二無二むしゃぶりついて、突き捲る。
「はぅぅッ‥、いつもより‥おっきいぃぃ‥」
寿輝は異常な興奮で早まりそうな発射を心配しながら、希美の体を正上位から後背位へと促した。
「ね、ねぇ‥どうしたの…??」
普段と違う雰囲気を感じ質問しながらも、希美は四つん這いになりお尻を突き出す。
寿輝は希美にのしかかり、野獣の交尾のようなセックスを再開した。
(ずぶッ‥ズン、ズンッ、ずぶぶッ!)
「くぅ‥あッ、あッ、あッ、あぁ‥」
(ぬっぷ、ぬっぷ、ぬぷぷ‥)
「ふあぁぁぁッ‥ふ、か、い、、深いぃ‥」
(グヂュ‥ぬぢゅ‥ぬぢゅぅぅッ…)
「はうぅぅッ、ぁぁああッ…」
リビングに、硬肉が柔肉を叩きつける淫音と希美の喘ぎ声が入り混じり響く。
このまま壊されてしまうかも、、と希美が思ったその瞬間だった。
寿輝がひときわ強く希美のくびれを掴み引き寄せ、腰を打ち込む。
(ドグッ、ドグドグドグッ‥!ドグ、ドグン、ドグン、)
希美の中に激しく精液を放った…
2人とも汗だくだった。
体力を消耗した寿輝はしばらく茫然とし動けなかったが、はっと我に返りペニスを引き抜いた。
妻の秘唇からトロリと滴り落ちる精液を見て、裕也から自分の妻を取り戻した気がした。
「もぉ、また出されちゃった…もう一度お風呂入ってくるから!」
そう言って、希美は右の手のひらでアソコを押さえながらお風呂へ小走りしていった。
寿輝はその姿を見送ると、満足げにヌラヌラとテカっているペニスをティッシュで拭いた。