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僕の愛したスパイ
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僕の愛したスパイ-5

6.
 吾郎は、イム・ミヒョンと接触を絶つように命令を受けた。

 イム・ミヒョンの兄から、ミヒョンが死んだと電話があった。
「葬式はいつですか?」
「大阪の実家で行います。遠路なので、お気持ちだけ頂戴します」
 遠まわしに、拒否をされた。



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 吾郎は、線香の灰と砂の入った袋を、ごみ袋に放り込み、ケイタイを手にした。

「理沙です」
 ケイタイに、理沙の晴れやかな声が響く。
「僕だよ。元気いいね。急だけど、今日逢えないかな」
「ええ、いいわよ。明日の夕方まで空いているわ。未だ予定前だけど、何かあったの?」
「今日は僕の誕生日、誰も何も言ってこないんで、寂しくなってさ、元気印の理沙ちゃんに慰めて貰おうと思ってさ」
「いいわよ、で、場所は?」
「僕の部屋だ、パエリャでよければ、腕を振るうよ」
「吾郎ちゃんのお部屋は、初めてね、じゃ、ワイン持って、7時でいいかしら」
「待ってるよ」


 ワインの乾杯のあと、そそくさとシャワーを浴びて、ベッドに入った。
 パエリャは後回しだ。
 腹がくちいと、ペニスの立ちが悪くなる。

 理沙は譲二と縒りを戻す気配もなく、吾郎との付き合いに満足しているようだ。セックス好きだと自分で言うくらいだから、性欲は旺盛。勤務のない限り、年中無休で吾郎の要求に応じてくれる。
 すっかり、吾郎にのめり込んでいるようだ。
 
「昨日、メンスが済んだから、今日は抜き身の中出しでOKよ」

 吾郎が、唇を吸うと、乳房を押し付けてくる。
 乳房を口に含み、乳首を舌で捏ねると、理沙の指がペニスを掴む。
 
 吾郎の指が、若草山を探って、クリトリスを押さえ、中指の腹で扱く。
 空割れに指を差し込むと、理沙の指はペニスを扱く。

 二人で何回も繰り返した、通い慣れた通り道だ。
 
 「おおおぉぉっ」
「ううぅぅぅむぅ」

 鈴口から、液が漏れ出し、空割れには、蜜が溢れる。

「いれてぇ〜ごろうちゃんっ」

「入れるぞ、リサァあ」

 吾郎が、枕を掴むと、理沙は腰を上げる。すかさず、枕を尻の下に突っ込む。
 持ち上がった股間は、空割れを開いて、膣口が目の前に濡れて待ち受ける。

 雁首を指で摘んで、鈴口を膣口にあてがうと、吾郎は腕に体重を預けて、腰を送った。

 肉棒は、何のためらいもなく、割れ目に姿を消した。
 穴の小さい理沙の膣口は、靖子の挿入時の感触に似ている。

 「ああいいよ、理沙、奥まで入った」
「吾郎ちゃん、ああいいイイっ〜〜〜」

 吾郎は、男根を戻すと、膣口からGスポットの間で、短くストロークを繰り返した。


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