四人の女-37
「どうするのですか」
「女性と関係したことがおありでしょう・・・・・・・こんなふうに・・・・・・・・如何です・・・・・」
「患者さんでない女性のお乳に触れるのは初めてです」
「中へ入れてみます・・・・・・・こんな風に」
「柔らかいですね、・・・・・・・」
「診察なさる手つきにはなさらないで、男になって下さい」
「柔らかいですね・・・・・・・・・こんなことしてもいいのですか」
「この店は、男と女がセックスでむすばれるように・・・・・・・・・時間ばかりが経ちます、一時間が過ぎると、料金が高くなります。いいのですか?」
「遊ぼうと決めてきたのですから宜しい、律子さんと会えて良かった」
「はしたないけれどご免なさいね・・・・・・・・・ファスナーを下げますよ・・・・・・・お乳持てて」
「恥ずかしい・・・・・」
「私も恥ずかしい・・・・・・・固くなっている」
「男ですよ、僕は」
「安心しました・・・・・・・暫く律子の手の中にいてねぼうや」
律子は、本当に疲れる。エミさんのお客のように男の方から行動を起こしてくれたらどれだけ楽か・・・・・・・高杉の勃起したのを手の中で愛撫しながら思っていた。
「高杉さん、誰もこっちを見ていないでしょう。患者でない女性の性器を触ってみます・・・・・・・」
「いいの、律子さん・・・・・・・」
「スカートの下から・・・・・・・開いているから・・・・・・パンティーのなかに・・・・・・・」
「クリトリス・・・・・濡れている」
「いきなりそこ?・・・・・誰の性で濡れているのよ、貴方が濡らしたのよ」
医者だなあ、この人は、的確に責めてくる・・・・・・負けそう。久しぶりの性の営みに律子は身体中が喜びに沸いていた。
「先生はどちらへお帰りに? 間もなく閉店になります」
「そんな時間ですか、ニューグリーンです」
「律子も、スーパーの近く・・・・・・」
「近いですね」
「先生家族は」
「一人者です・・・・・律子さんは」
「一人です・・・・・このままお別れできない」
久美は、律子が心配で時々店に出てはお客に愛想を振りまきながら、律子を見ていたが、上手く男性を手に入れたな、もう大丈夫だと相手の男性は誰だろうか、少し気になった。
久美は、入店して間もなく騒動を起こした三人の男を投げ飛ばして、三人の男を引きずるようにして、所属している今は株式会社と言っているが、元暴力団の事務所に単身乗り込んで、社長に謝らせた。その縁と囲碁をたしなむ社長と囲碁友達になって、時々顔を出していた。
「社長、久美子ママです」
「久美さん、今日は何か用で、若い者が・・・・」
「そうではなくて、この男を知っていますか」
昨日律子の携帯から複写した、結婚詐欺の男の写真を見せた。
「この男、この間入れてくれって来ました、藤本です。ママさん何かやらかしましたか?」
「うちの子を結婚詐欺で瞞して、現金と、家の権利書を持って失踪したんだ。多分こちらが知っていると思って・・・・やっぱりそうですか」
「おい、みんなで行って捉まえてこい、家捜しして現金と権利書も」
「久美さん、待っている間に一番」
「いいですね、勉強しましたか社長」
「このところ負け無しよ」
「もう一寸ですね、四十五手目のこの黒が間違いの元、こう置いて、この白を牽制しながら自分の地を広げる」
「なるほどね、・・・・・・・久美さん帰ってきたようだよ」
「社長、この野郎で、現金、キャッシュカード、預金帳、権利書。おい藤本、姉さんに謝れ、とんでも無い野郎だ」
「警察に突き出しますか」
「そんなことすれば色々と困るでしょう、適当に、無くなった物が返ればこっちはいいんだから」
「社長、お世話掛けました。コレで若い人に」
「いつもママさん。すみません」
「こっちが何かせにゃあかんのに、店の子に謝っておいて」
「律子さん、取り返してきたよ、現金は銀行に入れなさい、そこのスパーに機械があるから」
「久美さん、有難う、どうして、見つかったの」
「色々とこの世界は繋がりがあるから、昨夜のお客とどうしたの、息が合ってたようだったが」
「泊まっちゃいました。彼のマンションに、家の近くでした」
「医大の医者さん?」
「よく分かりましたね」
「なんとなく、したの?」
「ハイ、久しぶりでしたんで・・・・・・」
「ナマで?・・・・妊娠大丈夫」
「子供が欲しいですから」
「私もよ、頑張っているんだが、一向にないの」
「した後、暫く動かない方が良いんですって」
「でも、気持ちが悪いもの、流れて出てくるでしょう」
「何が出てくるんですか、久美ママ、律子さん、外まで聞こえてましたよ、。本当にエッチなんだから」
「麗子ちゃん、居たの」
「ママ、昨日の日計表です・・・・・律子さん初日からお見事ですね」
「麗子ちゃん、大学は?」
「休みに入りました」