四人の女-33
「清恵と申します、お世話を致します」
言われたとおり若い学生のようであった。一回瑠璃の指導で経験しているし、度胸のある方なので、清恵は、
「学生さん・・・・違ったら御免ね、なんとなく」
「学生です、医大の」
「医大の学生さん、お家はお医者さんですか」
「はい、そうです、岡山です」
「跡継ぎですか、お父さんの」
「兄がいますから、別に継がなくてもいいんです」
「そんなら気楽で、ガールフレンドがいるんじゃないの」
「いません」
「いい男なのに・・・・・・今夜はどうして」
「肩が凝って、頭が重いから揉んで貰おうと思って」
「ここは、マッサージですが、別のとこを揉むのよ、知ってて来たの」
「別のって?」
「分かるはよ、私の恰好を見れば・・・・・
「なんか、奇麗で・・・・・・」
「服脱ぎましょう、身体を洗うから・・・・・女の人の前で裸になったことはないの?」
「ハイ、恥ずかしいです」
「脱がしてあげるから・・・・・・そんなに緊張しないでよ」
清恵は毎日浜で小母さん達の猥談を聞き慣れていたから、ぽんぽんと話す、それが青年の気持ちを解きほぐしたのか、割合に喋るようになった。
清恵は、イヤだった旦那と別れてから二年ほど男の肌に触れていない、シャワーを掛けてやりながら清恵の身体は燃えてきた。だが、本番禁止なのだ。
「背中が終わったから前に回るよ、だいじょうぶ?」
「ハイ、大丈夫」
「大丈夫じゃないでしょう・・・・・大きくなっているよ」
「清恵さんが後ろから。、お乳で押してくるから」
「前から押したらどうなるの・この固くなったの邪魔ね、挟んじゃおう」
先程瑠璃が清恵の前でお客と何回もキスしていたので、自分も青年の唇に唇を持っていって舌で男の唇を割って挿入した。驚いたが本能的に吸い出した。
「キスの経験があるの?」
「一回、お姉さんのように、先輩に」
「そうなの、お名前を教えて、無理しないでね」
「戸口信二 です」
「戸口さん、お歳は?」
「二十四才です」
「医学部は長いんでしょう、何年生?」
「六年生、来年三月卒業です」
「そうなの、いよいよお医者さんね・・・・・・・オナニーしているの」
「たまに、我慢が出来なくなって」
「こんなになって、今夜我慢できる?」
「きっと駄目でしょう」
「ここの料金、高いでしょう・・・・・・手コキ、分かる?お姉さんがしてあげるの、貴方に代わってこうして」
清恵は浜の小母さんが、男が言い寄ったらこうして出してやるんだ、と手真似で言っていたことを、瑠璃は手コキと言って客にしてやっていたのを見て、料金にそれが入っていることを聞いて、信二にしてやろうと思った。
「そんなのお姉さんにして貰ったら、恥ずかしい」
「みんなしているのよ・・・・・・ほら、気持ちが良いでしょう」
女は月の物の時にセックスできない、夫にしてやった要領で手コキを始めた。
「あら、もう逝っちゃったの・・・・・早い、逃げられなかった、パンティ見て、信二さんの精液でドロドロ」
「ご免なさい、気持ちよくて我慢できなかった」
「信二さんのせいだから・・・・・、シャワーで洗う・・・・もっとエロクなるよ」
「本当だヘアーがばっちり、奇麗だね・・・・・触っていい?」
「いいよ、そっとね」
「いやよ、割れ目に入れては・・・・・医者の卵だね割れ目が分かるんだ」
「実習で一回触ったことがある。カーテンで仕切ってあるから、顔は見えないけれど、先生の説明があった、女の先生、平気な顔で講義をしていたな」
「そうですか、今日が二回目ね。顔をちゃんと見て・・・・・・ベッドへ行きましょう」
「うつ伏せになって寝てください、お尻に跨らせて貰いますよ・・・・柔らかいお尻ね、パンティー濡れているから冷たくない?」
清恵はクリトリスが時々信二の肌に触れる気持ちよさに、何回も身体を倒して両肩や両腕を揉んだりさすったりして、そのたびに奥から何かが流れ出る、コレが本当のセックスの始まり、このようなことは夫とはなかった。
「脚の方を揉みますね・・・・・寝てしまった」
片足に跨るとより一層割れ目が密着して気持ちが良い、逝きそうになるのをぐっと堪えなくてはならない。コレは苦しいぞ・・・・・・・
「信二さん、起きて、仰向けに寝てよ」
「ご免なさい、気持ちが良くて寝てしまった」
「跨るよ、おちんちんの上、大丈夫かな・・・・・」
「気持ちが良いね、回春マッサージって」