四人の女-22
「僕の着ていた物は?」
「みんな洗濯・・・・・ポケットの物とベルトはそこに置いてあるでしょう」
「何を着るの、僕は」
「明日の朝まで何も無し・・・・・・私が抱いて暖めてあげるから、裸で酒盛り、注いで焼酎」
「久美さんもそのままで?」
「そうよ、裸で抱き合うの」
「卓治さん、あったかい・・・・・」
「久美さん、お尻が冷たいよ」
「背中から抱いて・・・・・お乳持てて・・・・・気持ちが良い、暖房、入れたのかな・・・・・・・」
「エアコン効いているよ」
「卓治さん、久美より幾つ年上なの、久美はもうすぐ二十七才よ」
「三歳上の兄貴だから、言葉を丁寧にね」
「三つ上の兄貴か、妹を大事にするのよ、兄貴より多くの男知っているんだから、セックス豊富よ」
「自慢になるんかな・・・・・・・」
「教えてあげよう・・・・・・お乳を揉んで優しく・・・・・・・・・」
「乳首が大きく膨らんでコリコリしている・・・・ホラ、指で弾くと・・・・・・」
「気持ちが良い・・・・・おまんこ触って・・・・・・割れ目に指入れて」
「濡れてる・・・・これ、コリコリしている」
「気持ちが良い・・・・・・・・久美上になってイイ?」
「おちんちんしっかり濡らして・・・・・・・・童貞頂くよ・・・・・・・・」
「何か粘った物に包まれて・・・・・・・はじめて」
「襞でしっかりとくるまって、・・・・・・久美も新鮮な気持ち、腰を上下するから卓治さん、下から離れないように突き上げてね」
久美は上下しながら、短小のペニスは又違った感じで気持ちが良い、いつものペニスは、襞を突き破るようにして子宮の中で暴れ廻るが、卓治のペニスは襞にくるまって固くなって襞の中をつついている、コレが新鮮できもちがいい、小さいスプーンで襞を掬われている感じが生殖器官を刺激する、どんどん濡れてエッチな音が部屋に響いてきた。
「久美さん、何か出そう・・・・・出してイイ・・・・・・・・もう我慢できない、ああああ」
「イイよ、出して全部・・・・・・・・気持ちいい、キタ、キタ・・・・・・卓治の精液・・・・・・・」
久美は卓治に重なって、卓治の顔や首筋、肩や胸に
キスして廻った。和夫の童貞を貰い、次に卓治の童貞を、何と言う果報者か私、童貞キラー・・・・
四月十日が医大の入学式である、その前々日に霜鶴和夫と妹千代乃が両親と共に瑠璃の家を訪れた。久美に和夫から連絡があって、久美はその日の早朝から瑠璃の家を訪れて和夫の両親を迎える準備をした。
「瑠璃さん、緊張する」
「何言っているの久美子ママ・・・・・それは私の方よ」
「昼は食べてくると言っていたから、今夜はここで、囲炉裏を囲んでお手製?それとも月亭の座敷?」
「久美さん、朝昼晩と、囲炉裏端だから、月亭が好いのでは、次の日は?」
「卓治さんに頼んで、ホテルを取って貰おうか」
「それがイイはね、ついでに卓治さんに、大東さん、綿貫さんも誘っちゃおう、これから親しくなるんだから」
「末広君も呼ぼうか、同級生だし」
二時過ぎに、四人が到着した。
「客間は寒いですから囲炉裏端が宜しいでしょう」
「大きいお宅ですね、ビルの谷間によく残りましたですね・・・・・霜鶴です、子供二人がこれからお世話になります。家内です」
「二人の母で、絹代と申します。躾が行き届いていませんので申し訳ありません。皆さん方でびしびし叱ってくださいませ」
「瀬戸瑠璃で御座います。若輩者で、お世話をするのは荷が重いですが、久美さんも居ますので、しっかりと致します」
「因幡久美で御座います。今回は出過ぎたことを致しまして申し訳ありません。お気を使わないでくださいませ」
「松原麗子です、今年私も医大の一年生です、千代乃さんと同級生になります。瑠璃さんの家で私ももご厄介になります。今後宜しくお願いいたします」
「美晴、こっちへ来て、娘の美晴で御座います。ご挨拶して」
「瀬戸美晴です。こんど六年生になります」
「この子が一番喜んでいます、お兄ちゃんとお姉ちゃんが出来たと、よろしくね、千代乃さん」
絹代は五十前で、びっくりするほどの美人である。和夫の父親は市役所の課長という職業柄どっしりとした落ち着いた目が鋭い男である。警察の警部補から県庁に転身して、更に市役所の総務課長になった、役人としては少し変わった経歴の人である。
久美は和夫の父親の経歴を初めて知ったときに身体が凍った。ばれたら大変だ。しかしまだ何も知らないらしい。
瑠璃は和夫の両親を離れの茶室にお茶を点てるからと呼んで、久美に自分達の職業をきちんと告げることにした、と了解を求めた。
「お茶を、作法は未熟で御座いますが、お二人に話しておかなければならないことがありますから」
「立派な茶室で御座いますね」
「祖父達が趣味で、その前の代から茶室があったようです。母屋よりも古いです」
「立派なお屋敷と、後ろの畑もお宅の畑ですか」