晒された少女-8
「へー、まだヘアがはえ揃ってないんだな、サヤカちゃんは」
「………」
「上のほうにちょろっとはえてるだけで。おかげで割れ目がまる見えだけど、位置は少し降りてきてる。本当のガキはもっと正面に向いてるんだ。発育中ってやつなんだな」
「……変態」
「小陰唇のびらびらも、ほとんど出てないな。清らかで綺麗なオマ○コだね。結構、結構」
恥ずかしい部分をじろじろ見られ、ねちっこく揶揄されながら、サヤカは頑固に姿勢を崩さなかった。
膝はまだ震えているが、目尻に溜まった涙はこぼれ落ちてはいない。
ただ男逹を睨みながら、ひたすら歯を食いしばって男逹の視線に耐えていた。
「もう……いい?」
「まだだ。後ろを見せな。回れ右だ」
サヤカは黙って従ったまま男逹に背を向けた。
なだらかな肩にショートボブの毛先がかかり、薄く浮き出た肩甲骨の間に、背筋が腰までまっすぐ伸びていた。
その下に瑞々しく張りのあるヒップが隆起している。
ねばつくような視線を送っていた“主任”がまた口を開いた。
「かわいいお尻だな。卵がふたつ並んだような……尻の割れ目も彫刻刀かなんかで抉ったみたいだ」
サヤカは無言で“主任”の『言葉責め』に耐えていた。
「全体がキュッと上を向いた美尻だな。もうちょい成長したら肉がついてボリュームが増すんだろうが、これはこれでたまらんね」
「ねえ、まだ?」
サヤカは振り向かずに言った。
「寒いんですけど」
だが……。
うら若い少女を素裸に剥いてなお“主任”は満足していなかった。
「なに言ってんだよ。まだ、これからじゃねえか」
「だって、こうして……裸になったじゃない。これ以上……」
「隠し場所ってのは何もパンツの中だけじゃないだろう。発育中とはいっても女だからなあ、サヤカちゃんは」
「どういう意味よ」
「ほら、あるだろう、いろいろと。女には隠すところが、さ」
「いい加減にしてよ!いくら何でも……」
と勢いよく振り向いて、飛び込んだ光景にサヤカは愕然とした。
「ちょっと、何して……」