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ウリモノ ―家出少女サヤカの窮地―
【調教 官能小説】

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晒された少女-15

 会議用テーブルの上でイカされた少女は、そのままあられもない姿で、肩を震わせながらうずくまっていた。
 卑劣きわまる大人達によって全裸に剥かれ、女としていちばん大事な場所を晒したばかりか、まるで見世物のように痴態まで演じさせられた。


(悔しい……)


 恥ずかしさと悔しさがあいまって、とうとう堪えに堪えてきた嗚咽が、食い縛った歯の隙間から漏れてしまったのだった。


「お疲れさん」


“主任”は上機嫌だった。


「おかげで、いい目の保養になったよ。サヤカちゃん、色っぽかったぜ」

「……消してよ」

「なに?」

「消してよ、ビデオで撮ってたやつ!何も出てこなかったんだから、あれだってもういらないでいらないでしょ!」

「とんでもない」


“主任”は肩をすくめた。


「あれは、これから必要なんだよ」

「え……」

「そうだなあ。言ってみりゃ社会復帰プログラムの一貫ってとこかな」

「どういうこと……?」

「当課には約300人ほど、サヤカちゃんみたいな子の更正を手助けしてくれる善意の市民がいてな。ボランティアで身許を引き受けてくれるのさ」


 サヤカは上体を起こして“主任”を見た。
 言っていることが、よくわからない。


「そのさい参考になるのが、さっきのビデオなんだな。ボランティア会員限定のサイトにアップされた動画を何度も見て、引き受けるかどうか決めるんだよ」

「……300人が、あたしのハダカを!?」

「おっぱいやオ○ンコや、尻の穴までじっくりとな」


 サヤカは顔面蒼白となって絶句していた。


「我々は勿論、紹介料をもらうがね。まあ、せいぜい可愛がってもらうんだな」


“主任”はサヤカの耳元に近づき、囁いた。


「サヤカちゃんはもう、ウリモノなんだ」


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