愛欲-6
頭の中はもしも海斗に抱かれたら…そのような妄想ではなく、普段仕事をしている時の海斗を思い浮かべている。やはり仕事で自分をからかいながらもさり気なく助けてくれている海斗へ惹かれた思いが強い幸代。そんな海斗の事を思い浮かべながらオナニーに燃えた。
「クリトリス…ヤバい…ハァハァ…」
クリトリスの機能をようやく知った気がした。これ程まで感じる部位だとは思わなかった。そしてクリトリスが肥大する事にも気付いた。触って気持ちのいい箇所は如実に興奮を表す事を知る。そのコリッとした感触がたまらなく幸代はクリトリスと乳首を刺激し続ける。
「気持ちいい…ハァハァ…ヤバい…」
どんどん燃え上がる体を堪えきれない。幸代はパンティを脱ぎ捨てる。深夜と言えショッピングモールの駐車場の片隅でパンティを脱ぎ捨て半裸でオナニーする自分の行為に恥じらいを感じるが性欲がそれを勝り刺激的に感じてしまう。
スカートは完全に捲り上がり下半身剥き出しだ。微かに届くライトの明かりが陰毛を照らす。スポットライトを浴びた陰毛に手が伸び、その茂みをかき分け興奮の蕾へと進んで行った。
叉を大きく開いた幸代はさらにシートを倒す。そして中指が割れ目の先端を通過し、クリトリスを這うように滑らせるとびっしょりと湿った秘肉を進み、女が男を欲しがる濡穴に到達する。
「海斗さん…。」
海斗が欲しい。仕事中の海斗の姿が消え、自分を欲しがる海斗の黒い影が頭に浮かぶ。海斗の分身にみたてた中指がゆっくりと膣の中に沈んで行く。
「あっ…あっ…、ああ…」
身をくねらせる幸代。中は熱く物凄い濡れ方だ。滑らかに指を沈ませた。女性器が男を喜ばせる理由が分かる。中指が卑猥な感触を得た。その感触に鳥肌が立ちそうだ。中指が溶けそうな気がした。
経験乏しい幸代にとってセックスは恥ずかしい行為であった。まだセックスを楽しめるほどにまで達していない。しかし膣が感じる挿入感に体の芯からブルブルと身震いが起きるぐらいに女としての悦びを覚えたのであった。