百合子の姪、珠美-1
1.
城北大学2年生の珠美は、放課後、空手部の稽古を終え、道場の掃除がすむと、地下鉄に乗った。浅草で降りると、並木の合間にぽつぽつと街灯の照らす、公園の川べりに沿った近道を急いだ。
秋も深まり、人通りの無い道の向こうから、男が近づいてくる。多少は腕に覚えのある珠美は、道の右端によって、もし襲われても防御の出来る身構えで、すれ違おうとした。
後に人の気配を感じる間もなく、珠美は後ろから、強い腕で抱きすくめられた。
「あっ」
すかさず前の男も飛び掛ってきた。離れていれば、抵抗も出来るが、二人の男に抑えられては、身動きが出来ない。口にガムテープを張られ、駐車してあったバンに引きずり込まれてしまった。
「この車は保冷車だ。いくら騒いでも音は外まで聞こえやしねえぞ。痛い目にあいたくなければ、大人しくしろ。用がめば、直ぐ返してやるから」
「おい、お前から先にやっていいぞ」
一人の男が珠美の両腕をバンの床に押さえ込んで、連れの男に声を掛けた。
荒々しくパンティーが、引き下ろされた。
足を捩って抵抗をしたが、男の力には叶わない。強引に股を開けられ、男が重なってきた。
「お前、何やってんだよ。ただ突っ込んだって、入りゃしないよ。唾をつけろ、唾を。お前のチンぼこと、そのおマンコに」
「兄貴、唾つけても入んねえよ。このおマンコ、きついんだよ。ああぁ、イちゃうよ〜あああ〜ダメだあ」
「何だよお前、折角先にやらせてやったのに、お毛ヶ濡らしてお仕舞いかよ。俺が手本を見せてやるから、この手を押さえてろ」
珠美の意識が朦朧としてきた。折角の空手も役に立たない。悔し涙で、顔はくちゃくち。
力尽きて抵抗を諦めた。二人目の男が、手荒に腿を開いて、重なってきた。
「おっ、確かに固えや。お前、こいつバージンだぞ。おマンコじゃなくておマンチョだ。久しぶりに初物、頂きだあ」
男の声が、珠美の耳にくぐもって、意識は遠のいた。
「こりゃ上等だ。オチンチンが折れそうに締まってるぜ」
重なった男は、ウヒウヒと息を弾ませて腰を使っていたが、やがて静かになった。
「おい、お前、やっていいぞ」
「だめだ、未だ立たねえよ」
「サッサとずらからねえと、やばいぞ。そのパンティお前にやるから、後でセンズリでもコイて寝ちまえ」