近所の小説家-4
「家族どころか、近所中知っとるわい」
サセエ達の隣の部屋で、娘の怒鳴り声を聞いていた並平が、苦虫を潰したような顔をしてつぶやいた。
「まあまあ、いいじゃありませんか。主婦もオナニーくらいみんなしてますよ」
夫の嘆きを妻のサネが宥めた。
「何だって?じゃあ、母さんもしてるのか?」
並平は妻がオナニーする程満たされてなかった事に驚いた。精力絶倫の並平は、サネの生理の時以外、毎晩のセックスは欠かした事が無かったからだ。
「まあ、嫌なお父さんですよ。ほほほ」
サネはいつものように、コロコロと笑いながら夫を誤魔化すのだった。
「まあ、それはいい。わしが毎晩頑張ればいいことじゃからな」
前向きな並平はそう言いながら、サネの和服の裾に手を滑り込ませた。
「まあ、お父さんたらステキですよ。ああ..ん、で、でも、ああ…、まだお昼だからラメえ〜」
口では反対の事を言いながらも、腰をくねらすサネの瞳が妖しく輝いた。しかし、並平は湿り気の帯びたサネの割れ目を弄るのを中断した。
「ところで母さんや、サセエ達が言っていたイキサカ先生の本なんじゃが、それに気になる事が書いて有ったんじゃが」
並平は自分で買い求めた本の内容に触れた。
「ギックウッ!な、何ですか、藪から棒に。どうせ棒を出すなら、ち○ぽを出して下さいな」
「ち○ぽくらい、いつでも出してやるわい。ほれ。それよりも、イキサカ先生の本に、近所に住む【サザエ】と言う主婦と、その母親の【フネ】と親子どんぶりしたと書いて有ったんじゃが、これってまさか…」
「ギックウッ!な、な、な、何を仰ってるんですか。あれはフィクションって書いて有るじゃありませんか。そ、そんな事よりもこれはどうです。ジュボボ…」
「あうう、か、母さん…」
突然の下半身の刺激に、並平はのけ反った。
「ジュボボ…、今日は口に出してもいいですよ」
「母さん…」
並平の目が感激に潤み出した。
「一杯出して下さいね。全部ゴックンしてあげますから。ジュボボ…」
実はサネが精飲を覚えたのは、サセエが某作家の精子を美味しそうに飲み込むのを見てからだとは、並平は全く気付いていなかった。
肉棒を咥えながら、自分を下から見上げるサネと目が会った並平は、興奮の余りにサネの頭を鷲掴みにすると…以外省略。