近所の小説家-3
「だってそうだろお〜。初めは奥さんの留守を見計らって、勝手に作家先生の家に上がり込んで無理やり強ちんしただろお〜。ビックリした先生の心臓が止まり掛けたって書いてあったじゃないか〜」
サセエは、胸を掻きむしって苦しむ作家のくだりを思い出して、胸がドキドキした。
その後、驚いた主婦が咄嗟に取った、自分の陰部を苦しむ作家の顔に押し付けるという奇怪な行動が、何故か功を奏して、作家の症状は沈静化して事無きを得たのだった。
「そ、そんな事も書いて有ったわね…」
「そうそう、その後、帰って来て騒ぎ出した奥さんを素っ裸にして、写真を撮って脅しただろお〜。でも結局、主婦の技にメロメロになって、奥さんは主婦の牝奴隷になったじゃないか〜。しかし、あの本って一応フィクションってなってるけど、実話だって噂だろお〜。あの上品な奥さんが、レズでメロメロだなんて、ピンとこないよなあ」
サセエは上品な女が、堕ちるくだりを思い出してゾクゾクした。お高く止まった女を甚振るのは凄く興奮する。しかし、事実は小説より奇なり。上品な女は、バイブで責められながら、自分の恥ずかしい過去を告白していた。
「あら、そうでも無いみたいよ。女学生の頃は、毎日、クラスメートとお○んこを舐めあってたそうよ」
「えっ、あの本にそんな事まで書いてたっけ?」
「あっ、しまっ…!か、書いて有ったわよ…って、もしかしたら、別の小説だったかしら。アタシの勘違いかも…ホホホ」
「何だよサセエ〜。サセエも結構読んでるじゃないか〜。なら、それを返してくれよお〜」
さっきまで官能小説を読んでいた事を、絶対にバレたらダメだとビクビクしていたマスゾウだったが、少し安堵した。
「ダ、ダメよ!」
「いいじゃないか〜、どうせ、サセエもそれでオナニーしてるんだろお〜」
マスゾウは、安堵の余りに調子に乗ってしまった。
「まあ、あなたったら、何て事を言うの!アタシがオナニーするのは、アナタがセ○ズリばかりコいて、アタシを満足させないからでしょ!」
またまた、サセエの怒鳴り声が近所を駆け巡った。
「ひぃ〜、ごめんよお〜」
サセエの怒鳴り声に、マスゾウのキ○タマは縮み上がった。
「もう変な事を言わないで下さいね。もし、アタシがオナニーしてるって家族の耳に入ったら、恥ずかしくてこの家で暮らせなくなるじゃないの」
「わかったよお〜」
「わかったらいいわ。じゃあ、せっかくだからするわよ」
「せ、せっかくってなんだい…」
マスゾウの顔に恐怖の色が浮かんだ。
「布団の上で、ち○ぽ出して何言ってるのよ。する事は1つよ。それ〜!んがとっと!」
サセエが何かを口に含む音が部屋に響いた。