或る二世帯一家の夜-1
官能表現よりも、コメディ要素重視ですので、苦手な方はスルーして下さい。
【或る二世帯一家の夜】
「ねえ、あなた〜、ねえってばあ」
騒がしいその一家がようやく寝静まった頃、妻は隣で寝ている夫に声を掛けた。しかし、夫は一向に起きる気配は無かった。
「もう、起きてるんでしょ!」
業を煮やした妻は強硬手段を取り、夫の上布団をめくり上げて馬乗りになった。
「うっ…」
「狸寝入りはやめてっ!」
ここまでされて狸寝入りも出来ない。夫は仕方がなく苦しげに目をあけた。
「サセエ〜、勘弁してくれよ〜」
「マスゾウさんたら何言ってるのよ。もう3日もしてないのよ」
「今日もお義父さんの晩酌の相手で疲れてるんだよ〜」
妻の実家で同居する身としては、毎日が肩身が狭くて気を使う。特に戯れ言の多い義父の相手はどんよりとした疲れを及ぼした。
「それとこれとは別でしょ。ねえ、しましょうよお」
「そんなに溜まってるんなら、自分でしたらいいじゃないか」
既に妻が隣の寝床でそれをしていた事を知りつつ、妻の性欲の強さにマスゾウは辟易しながら言った。
「もうオナニーだけじゃ限界よ、それ〜!」
サセエはマスゾウのパジャマのズボンを手に掛け、トランクスと一緒に一気にずらした。
「もう何よ、このやる気の無さは」
サセエは嘆きながら、萎え気味の夫の肉棒を摘まんで口に咥えた。
「んがっとっと!」
いつもサセエは、咥える時には咽を詰まらせたような声を出した。しかし、その理由はマスゾウはおろか、当のサセエ自身も知らなかった。何かの呪いなのか、最近では無意識にジャンケンをする事まで有った。
ジュボッ、ジュボッ、ジュルウ。
唾液を絡ませながら、サセエは激しく頭の上下を繰り返した。それをしながらも、自分の手をパジャマの中に入れて、割れ目の中を敏感な部分に刺激を与える事も忘れない。寝床に入って直ぐに弄り始めた股間は、クチュクチュと水音が立つほど、ビチョビチョに濡れていた。
妻の奉仕、その卑猥な水音を聞き、初めはやる気の無かった肉棒に見る見る内に変化が現れた。
「ぷはーっ!」
口から吐き出された肉棒は、サセエの唾液でテラテラと輝きながら、さっきとは見違えるほどそそり勃っていた。
「もう、サセエのバキュームフェラには負けたよ〜」
夫の変化に嬉々としたサセエは、素早く真っ裸になった。愛液が浸み込み過ぎた下着が、畳の上に投げ出された拍子に、ペチョっと音がした。
サセエは寝転ぶ夫のモノを掴みながら跨り、自身の淫口に宛がうと一気に腰を落とした。
ジュニュッ…
「くっ、くぅうう…」
サセエは脳天に響くその刺激に、マスゾウの上で女体をのけ反らせた。
「あん、あん、ああん、ああん」
寝床に入ってから自身の体を弄り続けていたサセエは、もう気分は充分高揚していた。サセエは一気に高みに登ろうとして、マスゾウの上で激しく腰を動かした。
ようやくその気になったマスゾウも、妻の動きに合わせながら、下から妻の女体に向かって突き上げた。
「きっくううう、お○んこの奥に届いてるうう、あああん、お○んこ、お○んこ、いいわいいわ、あああん」
興奮したサセエは悶えながら、隠語を連発し始めた。