裂かれた制服-12
この事件は署内に衝撃が走った。
康子が真紀にロッカールームで話しかける。
「ねえ。あの二人どうしたんだろ。余程ショックだったのね。仕方ないけど。この職業誰に恨まれるか分からないわね。」
「そうね・・・。」
真紀は震えが止まらなかった。
これは西村の仕業だと思ったし自分が同僚を売ったのだ。
(早く結婚して退職した方がいいかも・・・。)
それから一週間後の休日に山村にレストランで食事に誘われ喜んで行くと第一声が衝撃的な物だった。
「俺達婚約解消しようと思うんだ。」
「えっ。何を言ってるの。悪い冗談でしょ。」
「いや。こっちにも事情があって。」
「事情って・・・・。」
真紀は絶句するとそのまま山村が御免と下を向いたまま出てってしまった。
何が何だか分からず愕然として余りのショックでどうやって帰ったか分からない状態だった。
住んでいるアパートに戻ると着替えもせずバタンとベットにうつ伏せに寝転ぶ。
「はあ。やんなっちゃった。これからどうしよう。」
するとドアが開いた様な気がするとスゥっと空気が入ってきて真紀の背を撫でるとワンピースの背中のチャックが下ろされブラジャーのホックが外される。
「ねえ。なんで別れるなんて言ったのよ。理由を教えてよ。」
その手は無言のまま両胸に両手を潜り込ませて強く揉み始めた。
「ちょっと。もう少し優しく。お願い・・・。」
すると腰を持ち上げられ肉棒が挿し込まれ四つん這いのまま胸を揺らして揉まれながら喘ぎ始めるが感触が余りにも違う。
(山村じゃない・・・。誰!?)
真紀は体が恐怖に震えだした。
「ふふふ。ようやく気が付いたのかよ。トロイ婦警だ。」
「なっ。」
「そうだよ。俺だ。やっぱり捨てられたか。無残だな。」
「くっ。余計な御世話よ。早く出て行きなさいよ。」
「そうは行かないね。可愛そうな婦警を俺が慰めてやろうと思って来たんだよ。有りがたく受け取れよ。」
西村に気が付くと狂乱するがお構いなしに腰の動きが強く早くなりパンパンと音を立てて真紀を責め立てて来る。
こんな状況なのに感じてしまっている自分が余りにも情けなくて涙が溢れだす。
「うっうううううう。」
「おやおや。嬉し泣きか。」
涙や鼻汁や涎でクチャクチャになった顔を見せまいと必死に顔を上げていると胎内に熱い物を感じて達した。
西村が仰向けにして顔を覗き込もうとすると首を振りまくり見せまいと必死に抵抗する。
「いやっ。見ないで。」
「なんだこりゃ。汚い顔だな。初めて会った顔と大違いだ。なあ、真紀。」
両手同士を握り合い首筋にキスをして唇を重ね合わせ顔中を舐め廻す。
「しょっぱい顔だな・・・。」
「・・・悪かったね。」
西村がフっと笑うと乳房に吸い付いて貪り揉み上げる。
真紀は丸で抵抗せず彼に身を委ねた。
(もう。どうなっても良いよね。)
翌日に目覚めると前日の事がまざまざと思い出され身震してショックでベットから起き上がれなかった。