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水面の少女 加奈
【レイプ 官能小説】

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留吉の部屋-1


 ん!? 何か、俺様に用か?

用が無いなら、さっくりスルーしてくれ。

俺様は自己中心型なんで、説明とかそう言うのは苦手でね。

あっ? 最後の最後になって天女とか、超常の力とか、意味不明な事言うなって?

まぁ、なんだ、……気にしないで忘れてくれ。

…… どうしてもと言うんなら、少しだけひとり言を言うから勝手に聞いていけばいい。

それと俺様自身忘れっぽいんで、もしかすると間違っている事もあるかもしれん。

それでも良ければ聞けばいい。

そう、俺様はどっちだって良いんだ。

決めるのは“自分自身”


どれくらい昔か解らんが、とにかくエライ昔に俺様たちはこの地にやって来た。

いや正確には、派遣されたと言うべきかもしれん。

目的はよくありがちなアレだ、アレアレ、この地を手にするとか何とか言う感じのやつだ。

しかし何だ、占領後も有効活用する為、言わば効率化と言うやつで、争う事無く手にする為に考えられたのが“天女プロジェクト”だ。

それだけじゃ解らないって?

おまえさん、案外鈍いな…… まぁ、折角俺様の部屋まで来たんだから、もう少しだけ教えてやるとするか?

この下に解り易くまとめておいたから、気が向いたら見ればいい。

《《彼の地は類稀な種族住みし土地。
質素倹約に努め勤勉で……
しかし旺盛な侵略の歴史持つ……

だがその地も今は荒廃に兆し現る。
政治経済は荒み……
類稀な知恵を有する民もその数を徐々に減らし……
生殖能力すら変調をきたし始める。

男は子孫繁栄の為の対象である女に興味を持たず……
己が娘の様な少女たちに魅せられ、心ときめかせその欲望を滾らせる。

大半の男たちはただ少女たちに恋い焦がれ、うつつをぬかし本来の営みを忘れ没し始める。
また仮に幸運に魅せられし少女と交わり結ばれる者在りきも、生まれいでし我が子は同次元無き無形の存在。
生まれしは女児のみに……

その女児天女の血引きし末裔、成長につれ輝きを増し再び周囲の男たちを虜にする。
天女の末裔1基にて幾千万の男の目を惹きその心を蝕み虜にする。

幾千万より選りすぐられし男、天女と結ばれても生まれし子は次世代の天女のみ。
同時に愛し女(天女)は消え、次世代の天女(子)のみ残される。

幼き天女育ちて、同じ事が繰り返される。

しかし本当に恐れ憂いき事態は、強力たる“超常の力”に目覚めし天女が“矛”を携えし時》》


…… なにっ! これでも解らないだと!

本当にしょうがないヤツだな。

簡単に言うと天女は異星人が地球を侵略する為に派遣した“生体兵器”みたいなもんだ。

なんでそんなまわりくどい事したかって?

そいつは地球の自然はそのままに、下等な生き物の雄は労働力として確保する為さ。

それじゃ、俺様は“何”だと…… ぐぬぬぬぬっ、ふざけた事をぬかすな!

俺様は……

忘れた。

冗談だ、まぁ、この下も読め!

《《天女たちは見目麗しい姿をしている他に“超常の力”と言うのを持っている。しかし基本的に肉体的強度はその容姿同様、人間との違いは全く無く生体エネルギーも無尽蔵と言う訳では無い。そこでそれを守護する役目を担うのが、俺様たち“矛盾”と呼ばれる天女たちに使える従者だ。細かい事は忘れたが俺様たちはその遺伝子レベルに、その情報を刻まれている。自らの命を賭しても天女を守りながら、天女たちの生体エネルギー補給の役割も担っている》》

もう、こんなもんでいいだろう?

そうそう、最後に重要な事を言いわすれていた。

今となってはその理由は解らんが、計画達成を目前にした異星人たちはこの地を離れた。

“天女”や俺様たち“矛盾”を放棄してな……

俺様たちは取り残された訳だ……

そしてその“血”を薄めながら、この地に根付いていった訳だ。

何百年か千数百年前か…… 今となっては、もうどうでも良いことだがな。


おっと、おしゃべりはこのあたりで終いだ。

また何か思い出したら話してやるさ。


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