投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

THE 変人
【その他 その他小説】

THE 変人の最初へ THE 変人 91 THE 変人 93 THE 変人の最後へ

取られたくない。-3

 雄大はよほどフェラチオに興奮しているらしく、そのシーンだけを繰り返し見ていた。そのフェラチオシーンを見ながら無我夢中でペニスをしごいている。
 (男の人ってそんなに好きなの…?)
そう思いながら見ていると、段々興奮してきた様子の雄大は動きが慌ただしくなる。すると2、3枚抜いたティッシュを片手に画面を見てクライマックスのタイミングを計っているようであった。
 AVの女性が男優に何か言われたらしい。激しく頭を動かし始めた。それに合わせてしごきを早める雄大。そして男優が口からペニスを抜き女性の顔に向けて思い切りしごきはじめる。同時に雄大の手も激しさを増す。
 (…)
心臓をドキドキさせながら見ている幸代。するとAVは女性の顔に向け白い液体をドピュとかけるシーンに。同時に雄大のペニスから白い液体が飛びだすのが見えた。
 (や、ヤダぁ…!!)
幸代は耐えられなくなり忍び足ながらも慌てて部屋に戻った。弟とは言え男の射精シーンを見てしまった幸代は体が火照り、若干震えていた。
 (や、やだ…男の人のオナニー見ちゃった…!)
生まれて初めてだ、男のオナニーを見たのは。生々しく脳裏に焼き付いている。特に先っぽから白い液体がドピュと飛び出したシーンが頭から離れない。幸代は自分の部屋に入閉めたドアに背中をつけ頬に手を当て息を切らした。
 (男の人って彼女がいてもオナニーするの!?しかも雄大が…、あの子がオナニーしてるなんて…。)
様子から見ても頻繁にしている事が伺える。正直ショックだった。
 (そう言えば海斗さんも止められないって言ってたわよね…。海斗さんもあんな風にオナニーしてるのかな…。)
幸代は思わず海斗がペニスを握り締めてオナニーしてる姿を思い浮かべてしまった。
 (きゃー!ヤダヤダ!!何を想像してるのよ!!)
恥ずかしくなりベッドにダイブして顔を押し付けて恥ずかしがった。ますます体が熱くなる。恥ずかしくて1人でベッドの上でバタバタと暴れてしまった。
 そしてふと動きを止める幸代。思いもよらない事態に気付く。
 (や、ヤダ…ぬ、濡れてる…)
自分の股間の湿りに気付く。幸代は濡らしてしまったのだ。
 (ヤダ…、いつ!?雄大のオナニーの時??それとも海斗さんのオナニーを想像した時…!?)
覚えていない。いつの間にか濡らしてしまった自分を恥じる。しかしその驚きが冷めてくると、次に襲って来たのは体の疼きだった。悶々としている自分に気付く。
 (ヤダ…。ムラムラしてる…。どうしよう…)
ムラムラするだなんて本当に久しぶりだ。少なくとも彼氏と別れて依頼記憶がない。自分の体の興奮に戸惑う幸代。
 (どうしよう…。このままじゃ寝れない…。)
幸代の体はもう収まりつかなくなっていた。
 (し、してみようかな…オナニー…。)
高校の時、興味本位でした事があったが恥ずかしくなりすぐに止めてしまった経験があるのみだ。今は興味本位ではなく間違いなく興奮だ。幸代の興奮は自分の体を慰めようとする手を止める事はできなかった。


THE 変人の最初へ THE 変人 91 THE 変人 93 THE 変人の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前