秘密の四角関係(3)-1
「ここよ」
階段を下りてすぐ前にあるドアを早紀がノックした。
「失礼します」
地下にあるその部屋は、温かいオレンジの光に包まれていた。
「遅かったな」
悠也は大きなベッドに座っていた。
「あとの二人は?」
「います。さ、入って」
有美と友香は、ゆっくりと部屋に入って来た。
「ここで何をするかは…わかるよな?」
二人はコクリと頷く。
「そうか。じゃあ脱げ」
「え?!」
いきなりの要求に有美と友香は唖然とする。
そんな二人をよそに、早紀は着ている物を脱ぎ捨てた。
「どうした?腹を括ったんだろ?」
早紀の尻を撫でながら、悠也が詰め寄る。
意を決したのか、有美がスルスルと服を脱ぎ捨てた。
悠也は麻縄を取り出し、早紀の上半身を縛っていった。
「どうした友香?」
ニヤニヤしながら有美の体も早紀と同じように縛り上げる。
胸を強調するようにまとわされた縄で、手も背後で緊縛する。
友香はゆっくりと衣服を脱ぎ捨てた。
恥ずかしさと緊張とで、体が震えていた。
そんなことをよそに、悠也は友香を二人と同じように縛り上げた。
遠慮のない悠也の手つきは、有美からでは到底得られない力強さがあった。
それは有美も同じであった。
有美と友香はそれだけで顔を紅潮させていた。
もがけばもがく程、縄が体に食い込んで来るようだ。
「どうだ?縛られた気分は」
悠也は三人を嘲笑うように見下した。
「ほれほれ」
有美と友香の乳首を摘みあげた。
二人は裸を晒すだけでも恥ずかしいのに、その上性感帯を触られて体は熱くなるばかりだった。
有美は早紀や友香に比べ胸が小さかったが、そんな事はどこかへ吹っ飛んでしまったようだった。
友香は羞恥のあまり、顔から火が出る思いだった。
「もうびっしょりじゃないか」
友香の下から悠也の声が聞こえる。
「いやぁ…」
友香は悠也の顔を跨がされ、秘部を晒されていたのだ。
悠也の下半身には、有美と早紀が身を寄せていた。
「大きい…」
有美は改めて見るその不気味な一物に、息を呑んだ。
「いい?ちゃんと見ててね…」
「うん…」
早紀は顔を真っ赤にさせると、有美の見ている中で悠也の肉棒に頬擦りをする。
「ご主人様にご奉仕する前には、必ずこうしてね」
「う、うん…」
それは早紀が調教され始めた頃に、自分のなかで決めたルールだった。
「さ…有美も…」
有美は不自由な体を寝かせ、柔らかい頬でそのグロテスクな物を擦った。
頬を伝わって、血管を流れる血の動きを確かに感じる。
それは熱く、有美の体に波のように押し寄せるようだった。
有美が頬を離すと、肉塊は不気味に動いた。
早紀がゆっくりと舌を向ける。
その光景はあまりにも刺激的だった。
心の底から服従をむき出したように、早紀は愛しそうにそれを舐め上げる。
「ほら、有美…」
早紀に促され、有美もピンクの舌をその肉棒に近付けた。
「あぁ!んんっ…」
友香が顎を突き出すようにのけ反った。
倒れそうになる体を、腰をぐっと掴まれ支えられる。