甘い罠-8
竜彦はもはや何回でも出来そうな勢いであった。しかし玲香はもうグロッキー状態のようだった。
「ああん…、もうダメ…。竜彦くん、凄い…。 満たされたぁ…」
玲香の欲求不満が満たされたと知り誇らしげに感じた。
「凄いわぁ。私が何も出来なくなるのなんて初めてよ…?あなた最高…」
「そ、そうですか?」
「ええ。」
グッタリしながらそう言った。結局そこで時間が来た。シャワーを浴び着替えた2人。
「また機会があったら、ね?」
「はい!」
駅まで送ってもらい別れた。竜彦は夢気分だった。思い出してもいい女だった。最高の夜だった。
「出会い系、楽しー!!」
こんないい女がゴロゴロとしていると思うとますます出会い系にはまりそうであった。いまだ興奮冷め止まぬペニスをぶら下げて帰宅したのであった。
その頃、赤のフェラージを運転しながら電話をしている玲香。先程とは打って変わって険しい表情をしていた。
「ったく…。壊れるかと思ったわよ!気持ちいいどころか痛くて仕方なかったわ!?あんなに痛い思いさせられたんだからその分たっぷり稼がしてもらわなきゃ割に合わないわ??彼、好き者ね。騙せるわ?うん、絶対イケる。報酬は忘れないでよね?うん。じゃあ。」
そう言って電話を切った玲香はアクセルをふかし颯爽と彼方へ消えて行ったのであった。