甘い時間-10
岩にしがみつき体を支える瀬奈。足に力が入らない。岩にしがみついたまま体を痙攣させていた。
「あっ…あっ…ハァハァ…、ハァハァ…」
性器からは白く濁った愛液がゆっくりと垂れていた。
「ひゃっ…」
体を跳ねらせる瀬奈。海斗が性器を舐め始めたからだ。あんなに白く濁った愛液を舐められ恥ずかしい。
「海斗、ダメ…、な、舐めちゃ…」
海斗は構わず舐め続ける。
「ダメ…だって…ばぁああん…!」
まだ余韻が残る体は敏感だ。ますます力が入らなくなる。
「ダメ…」
体が岩からずれ落ちる。
「っと…」
瀬奈の体を抑える海斗。背後からギュッと抱きしめ瀬奈を立たせる。
「気持ちいいな!」
目の前に広がる海。潮風が火照った体に心地よく吹いていた。
「うん…」
体を抱き締められている安心感か、世界が幸せ一色に染まる。
「海斗、どれだけ海が好きなのよ…」
「死ぬほど好きだせ、海は、ね。海に来たら亀を探すんだよ。」
「何で??」
「いや、何かのひょうしで竜宮城に連れて行ってくれないかなって、さ!アハハ!」
「竜宮、城…」
瀬奈はそう言って言葉に詰まる。
「ん?どうした?」
「え?う、ううん?何でもないわ…。」
そう言って海を見つめた。
やがて余韻が冷め洞窟に戻り服を着た2人は夕方またまた大量に魚を釣り、18時過ぎ頃に釣りを終えた。
「あー、楽しかった〜!」
満面の笑みで海斗に言った瀬奈。
「そうか?よかったよかった。」
「また来ようね!」
「ああ。」
帰りの車の中、助手席でウトウトする瀬奈の顔を見ながら海斗は幸せを感じていたのであった。