第45章 その指で、私をあなたの望む卑猥な娘にしてごらんなさい-4
絶頂の余韻に震えるひたぎを昴が優しく抱きしめる。ひたぎは、これまでになく長い間、体を震わせ続けていた。
「すばる・・・」
ひたぎの手が昴の股関に伸び、ズボンのチャックを下ろしていく。そして、ブリーフの中まで手を差し入れ、昴の股関を弄った。
「っく!んぐう・・・」
「あはは、ぬるぬるよ・・・本当に体に触れもせずに弾けさせたのね?それも、こんなにいっぱい・・・」
「っく!ひたぎ!イった後は特に敏感になると、前に教えたろ!」
「あはは、私の敏感な場所にあれだけのことをしておいて、何を言っているの?
卑猥で淫乱な娘が大好きなあなたは、汚れを知らない処女をいやらしい世界に引きずり込んだのよ。何も知らない生娘に対して、卑劣にも、敏感な場所をいやらしく刺激しておきながら絶頂を奪い、卑猥な言葉を口にさせたの。そして、生娘を貶めた喜びに心を震わせた。それも、体に触れもせずに精を吹き上げるほどにね?本当に酷い男。欲望のままに生娘を陥れる犯罪者ね。
だけど、その生娘は、そんな犯罪者に恋心を抱いてしまったの。歪んだ欲望をこの体で受け止めたいと願い、卑劣な手段にさえ、快感を覚えてしまうほどにね。そんな生娘を、この犯罪者はこれからどうするつもりかしら?」
「その犯罪者はたちの悪い男だよ。貢ぎ物と優しい言葉で娘を騙し、快楽に溺れさせ、見えない鎖で生娘を縛り付けようとしている。その娘に会えたら、騙されていると忠告したいね」
「放っておいても大丈夫じゃないかしら?犯罪者は気付いていないけど、生娘はとてもわがままで、寂しがり屋なの、すぐに煩わしくなって放り出すわよ」
「並みの犯罪者ならそうだろうね。だけどあの男はあの生娘に異常に執着しているし、何よりもあの男の欲望には限りがない。生娘のわがままに応えることにさえ快感を覚え、寂しさを感じさせないほどに、生娘の傍から離れない。今のうちに逃げ出さないと死ぬまで騙され続けるよ。」
「そうかしら、生娘も年をとればただのおばさんよ。今は執着していても、必ず心変わりするはずよ」
「あの男を甘く見ない方がいい。あの男は、生娘を生涯を掛けて陵辱し尽くすつもりだ。逃げ出すなら今しか無い。どうか生娘を救ってやってくれ」
「どうやら手遅れのようね。馬鹿な生娘は、何を言っても信じない。騙されていることを認めようとしないわ。もう犯罪者のされるがままよ」
「そうか。それは残念だ・・・」
ひたぎの手がゆるゆると動きだす。昴が悩ましく悶える。
「動かないで・・・ただ私を感じて・・・」