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「幼なじみ」
【幼馴染 官能小説】

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蜜日〜幼なじみ5-3

この2泊3日の休みが終われば、またしばらく会えなくなる。
また・・・

そっと隆志に寄り添った。
背中に腕を回し、抱きつく。
「どないした?」
「ううん・・・くっつきたかっただけ」
あたし、なんで東京なんかに来てしまったんやろう。
大阪に居たら、こうやっていつでも隆志に触れるのに。
いつもいつも・・・18年間もそばにいたから気付かなかった。
隆志のいない日常が、どんなものかなんて想像つかなかった。
お互いが知らない世界。

・・・不安やの。
距離と同時に心が離れることが。
何度も「大丈夫」って言われてるけど、それでも不安になるときはある。

「由佳、今だけは考えやんとこ」
隆志がシャワーを止めながら呟いた。
「え?何を?」
タオルを取ってあたしの頭を包んでくれる。
「俺が帰った後のこと。・・・また離れるって考えやんとこ。3日あんねん。その間は、今一緒にいる時間、大切にしよ」
「・・・・・・」
「一緒に居る時間に、会われへん時間のこと考えてもしゃあないやろ?俺はお前の笑ってるとこが好きやねん」
「隆志・・・なんでわかったん?あたしが考えてる事・・・」
「アホか。どれだけお前と付き合ってると思ってるねん。もうじき19年目になるんやぞ」

ほんまやね、隆志。
せっかく一緒にいれる時間を、メソメソしても仕方ないね。

ほんまに・・・こういう隆志やから惚れてしまったんやろうなぁ。

「まぁ、とりあえず、今日はエッチしまくろか。ヤリ溜めや」
「・・・あんた、そればっか・・・」

隆志に急かされながら、ロフトに向かう。
エッチしまくりの一日。
もちろん、異議なし。


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