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痴漢専用車両へようこそ
【痴漢/痴女 官能小説】

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落ち込む優子、痴漢と遭遇する-1

【落ち込む優子、痴漢と遭遇する】

大学の講義が終わると、優子は友人達のお茶の誘いも断り、そそくさと大学を後にした。顰めしい形相をして足早に急ぐのは、家に帰るためではない。優子の向かう先は陽子の住むタワーマンションだ。

陽子が居るかどうかはわからない。在宅を確認してから行くと、陽子の事だから逃げられる可能性があるので、とにかく行くしかない。仮に行って留守なら待つだけだ。

妙に喉が渇いた。電車の待ち時間に、ホームの売店で無糖の紅茶のペットボトルを買い一口飲んだ。乾いた女体に心地よかった。

ホームに入ってきた電車に乗ると、何かのイベントが有るのか、この時間帯にしては車内は珍しく混んでいた。吊革を持ち、乗客の合間を通して見え隠れする外の風景を目で追った。しかし、頭の中ではそれらは像に成らずに、もっぱら頭に浮かぶのは、昨日から今朝に掛けての出来事だ。

(変な雰囲気になったのもアイツのせいだ)

今朝の自分に対する母親の態度を思い浮かべて、優子は情けなくなった。いつも気さくに接してくる良子が、今朝は妙に余所余所しかった。普段から仲が良かっただけに、その態度は優子には堪らなかった。かと言って、自分から親しく装う事も憚られた。いつも居心地の良い自宅は、まるで針のむしろ、穴が有ったら入りたいほど居たたまれなかった。

しかし、良子が優子にそんな態度を取ったのは、優子が考えていた事とは少し違った。

昨晩の事。優子の部屋の前で、股間に刺激を受けた良子は身悶えした。良子は身を捩りながら、下着の中に手を入れて、狂わしい程の快感を与えるピンクローターを手に取り、クリトリスから離した。もちろんそれは夫の悪戯を止めるため、娘の部屋の前での淫らな行為を止めるためだ。

しかし、いざ、股間への刺激が止まると、淫乱な体は直ぐに悲鳴を上げた。まだ残る乳首クリップの責めが女体を誘発し、クリトリスへの甘美な刺激を我慢する事ができなかった。良子は手の中で震えるピンクローターを、今度は自分の意思で、さっきよりも強く敏感なクリトリスへ押し当てた。

「はううう」

押し殺した喘ぎ声が廊下に響いた。良子は全身を痙攣させながら、いつもより激しい絶頂を迎えた。

興奮した夫の拓哉は、グッタリとした良子を抱えると、寝室に連れ込んで犯しまくった。夫婦は久しぶりに、一晩に複数回の性交が叶った。

しかし、一夜明けて、自分の行為を思い返した良子は、激しく落ち込んでいた。幾らバレていないといっても、母親のする行為ではなかった。生真面目な性格が、時折自分の淫乱さを毛嫌いする事があった。それが今朝だった。

優子の顔をまともに見る事ができない。自然と余所余所しい態度を取ってしまった。また、昨晩の優子の卑猥な下着姿が脳裏を過り、この事でも心が乱れた。

最近の優子は、夜に自分の部屋に戻る時間が早くなっていた。今までなら、深夜までダラダラとテレビを見続けていて、優子は中々自分の部屋に戻らなかった。そのため、夫婦の営みができないことも多かった。それが最近では、早々に部屋に引きあげる様になったので、そのお陰で夫婦の楽しむ時間が増えていた。良子は単純に喜んでいたが、それは母親としては誤りだったのかもしれない。

昨晩見た優子の下着は濡れていた。それもお漏らししたような濡れ具合だった。若しかして優子も卑猥な事に没頭し始めたんじゃないかと心配になった。自分の場合、自身の淫乱さを受け止めてくれる伴侶に恵まれたから良かったが、優子がそんな相手に恵まれるかどうかわからない。

良子は自分の淫乱さが優子に遺伝していない事を、母親として願った。

しかし、良子が幾ら心配してもどうしようもない。子供は親の知らない間に成長するものであり、優子は良子の知らない内に、見事に淫乱さを開花した後なのだから。

そんな事とは知らず、優子を送り出した良子は、優子の模範となるべく、これからは淫らな事は我慢し、良妻賢母を心掛けようと誓うのだった。

しかし昼間は真摯に反省していても、夜になれば欲望に負けてしまう。悲しいかな、これは淫乱であろうが無かろうが、性に対しての必然だった。


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