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〈亡者達の誘う地〜刑事・銭森四姉妹〉
【鬼畜 官能小説】

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〈狂宴・後編〉-34

「やめてえぇッ!!優愛を連れていかないでぇ!!や"あ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ッ!!!」


天地が逆さまになった景子の視界には、あの金髪鬼の肩に担がれる、力尽きた妹の姿が映っていた。

もはや救えないどころの騒ぎではない。
二度と生きては出られない本当の地獄に、優愛は連れ去られてしまうのだ。


「嫌よぉッ!!も、もう私から家族を奪わないで!!もう何も奪わないでえぇ!!!」


景子が戦ってきた意味が、この一言に籠められていた。
家族が家族として、当たり前に暮らせる事……その極めて真っ当で単純な生活を、景子は守りたかったのだ……。


「嫌"あ"ッ!!優愛だけはお願……あ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ッ!!!」


景子の麻里子化は完了した……黒革のマスクは再び視界と表情を封じ、ホールギャグは言葉を奪い取った……目の前で妹に凌辱の限りを尽くされた悲劇の姉は、人間としての機能を全て停止させられてしまった……。


『春奈も景子もザマアねえやな。妹をヤラれる奴と姉をヤラれる奴と…か?テメェらが能無しだから、こんな目に遭うんだよぉ!』


ガチャンと鉄の扉が閉ざされると、もうそこには金髪鬼も優愛も、部下達も居なかった。
存在する者といえば、タムルとサロト、そして景子に春奈。
二匹の御主人様と、それに飼われる性家畜の〈二匹〉だけだ。


『ウフフッ…目が見えなくて不安でしょう?でも私が居るから大丈夫……怖くなんて無いのよぉ?』

「はぶッ!?お"…ぷぶッ!!」


ブラ下がる美肉のオブジェの、ポカンと開けられた口にタムルは肉棒を突き刺すと、何の配慮も見せずに腰を突き動かした。

怒っているのか泣いているのか、はたまた苦しんでいるのか……景子の表情は悔しいかなタムルには見えず、そうであれば、御主人様が高が性家畜如きに労りなど見せる必要も無い……左手が、後頭部の襟足から垂れた髪を捕らえて拒絶の首振りを押さえ付け、そのギクギクと悶絶する身体を眼下にしながら、右手は幼子のような性器を愛でる……全ては、タムルを悦ばせる為の肉体なのだと、その美肉は狂乱していた……。


『あら、凄い……こんなになっちゃってぇ……』


性器はタムルの指を拒まなかった。
いや、生臭い涎を垂らし、早く掻き回してくれと泣きじゃくっていた。
それは、これまでの景子が見せた悲壮な姿も、血を吐くような叫びも否定する唾棄すべき〈媚態〉である。

数週間もの間、凌辱され続けて壊れた麻里子より早く、景子は堕落した〈獣〉に成り下がってしまっていた。
これには流石のタムルも失笑を禁じ得ず、景子に負けじと軽蔑と恍惚の混じりあった顔をした獣と化した。



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