ハッピー ファンキー ハロウィン-4
舌、乳首、女陰。それらを同時に刺激され、ユキの知覚神経はフル活動。
彼等を離れて見ると、一匹のメスガエルに無数のオスガエルが取りついて交尾をしている、と思わせるような眺めだった。
だが、まだ交尾そのものは始まっていない。たっぷりすぎる前戯が繰り返されているだけだ。しかし、ヴァギナに対する愛撫は濃厚なものになってきていた。
左右の小陰唇がそれぞれ舐められ、膣口が舌でくじられ、クリトリスが舌先で弾かれる。
「ああーー……。いや……。んんんーーー……」
ユキの口からは、愉悦を我慢する声が漏れた。頃合いはよしと踏んだボスがデブに目で合図する。
『そろそろ犯(や)ってもいいぜ』
許しを得たデブが「舐め」の輪から外れ、魔羅をしごいた。背丈は小学校低学年くらいしかないが、勃起したペニスは立派な大人のものであった。
「いくよーー、奥さん♪」
デブが女体ダイブの体勢をとると、ノッポ、ヒゲ、ヤセが一斉に身を引いた。ボスもキスをやめて壁際まで下がり、高みの見物を決めこむ。チビとハゲだけがしつこく乳房に取りついていた。
ビタッという感じでデブが勢いよくユキに貼り付く。人妻は下腹部に重い衝撃を覚えて苦悶。そしてすぐに、別な衝撃がヴァギナに生じた。旦那以外の男根が、十分に張りを帯びたペニスが膣に入ってきたのだ。
「いやーーーーーーーーーーっ!」
悲鳴が上がったが、それが途切れる時には、デブの魔羅は膣奥までズップリと嵌まっていた。
「おお。……温かいよ、奥さん。いい締まりだよ、奥さん」
デブは淫靡な笑いを浮かべると腰を動かし始めた。硬い魔羅がユキの膣を往復する。肉管の中をスライドする。十分な愛撫で全身の感度が上がっていた人妻は、嫌悪すべき肉棒によって快味を掻き出された。悔しいことに快感が湧き上がってきた。
「くっ……………………!」
顎を引き、両手でベッドシーツをきつくつかんで女陰に生じる「甘み」から意識を逸らそうとするユキ。しかし、デブは大きな腹を波打たせて腰を振り、秘壺を男根でこする。こすりたてる。
「うっ…………。だめ…………」
ユキの膣口から快感の証(あかし)の白濁した愛液が滲み出る。このままでは喜悦の声が口をついて出てしまいそうだった。その時、デブの腰の動きが急に早まった…………と思うと、「うぅっ」と呻いてデブの身体が硬直。膣奥に熱い迸りを感じるユキ。
「嫌っ……出してる。……いやーーーーーーーー!」
中出しされて人妻の顔が歪んだ。すると、ボスが言う。
「奥さん。このセックスパーティーは中出し解禁なのは前もって言ってあるはずだぜ」
「そ、そんなこと聞いてない!」
睨み付けるユキに、ボスは余裕の笑顔を突きつけた。
「Tadpole」
ボスの言葉。ユキのきつい目付きに「?」の文字が小さく浮かんだ。
「Tadpoleって俺は言ったはずだ」
「なんなのよ、そのタドポーってのは」
「Tadpoleは、オタマジャクシって意味だ。オタマジャクシは精子の隠語。つまり、中出し三昧のパーティーをするぜって宣言なんだよ」
ユキは彼等が押し入ってくる前の言葉を思い出した。
「Trick or Treat or Tadpole ?」
彼女の表情が硬くなるのとは逆に、柔らかく萎んだペニスをデブが引き抜いて退場すると、入れ替わりに二番手の男がユキにかぶさってきた。ジャンケンで二位になったヒゲだった。彼はヒゲが濃かったが胸毛も凄く、陰毛も密生していた。短軀すべての毛が濃かった。
「奥さん、次は俺だ。よ・ろ・し・く」
下腹部のジャングルから屹立するペニスを左右に振って挨拶すると、ヒゲはユキに取りついた。間髪を入れず肉茎をブスリ。滲み始めた愛液と先客の放ったスペルマで滑りのよくなっていた膣に、ヒゲのペニスが埋没する。
「うあっ………………」
上がったユキの声には九割の嫌悪と一割の淫悦。ヒゲはすぐにはピストン運動を開始せず、尻をゆっくり円運動。それでも亀頭が子宮口のあたりを刺激して、ユキの下腹部に湯のような快感が染み出す。
さっきから乳房を攻めていたチビとハゲも身を引き、ヒゲとユキとの一対一……と思いきや、ノッポがその長身(といっても小学校高学年の男児程度)にふさわしい長めのペニスを揺らして人妻の顔の上にまたがった。
「ヒゲの次は俺が相手。俺は勃ちが悪いんで、奥さん、口で刺激してくれよ」
言うやいなや、ノッポは弛緩した長魔羅の先をユキの唇にピトっと当てた。
下の秘口ではヒゲの怒張をくわえ、上の口にはノッポのペニスが入ろうとする。ノッポの一物は初めのうちはフニャチンだったが、ユキのプリンとした唇の感触で徐々に硬度を帯びてきた。そして半勃ちになった頃、ヒゲの怒張による刺激で彼女が喘ぎ声を上げた隙に、ノッポはユキの口に突っ込むことに成功した。