タマ潰し優子 -6
「気持ちいいよう、ああん、イキそう、イキそうよ、優子ちゃん、ああん、いいのお、いいのう」
画面の中の陽子が、乳首クリップを強調するかのように、女体をのけ反らせながら絶頂を迎えようとしていた。
「あっ、こらっ!あたしの道具で勝手にイクな!」
優子の制止も虚しく、陽子は絶頂を迎えた。
「ああっ、いい、いい、イ、イクウ、イクウウウ、あああああん」
そして、陽子は絶頂を迎えながらも、優子が何かを言う前に、サイトからオチて画面から去ってしまった。
「てめえええ!イキ逃げさらしやがって、今度会ったらまんこ蹴り上げてやるからな!」
残された優子が激昂して立ち上がり、パソコンの画面に向かって怒鳴ったが、それは相手に届くはずもなく、虚しく優子の部屋の中で響くだけだった。
しかし優子のその怒鳴り声は、別のところに届いていた。
誰も居なくなったサイトの画面を、仁王立ちで睨みながら、はあはあと荒い息づかいをしていた優子。その優子の背中でガチャリと扉が開く音がした。
「優子ちゃん、どうしたの?誰に怒鳴っているの?」
「ひっ…」
ドキンと大きく動いた優子の心臓が、一瞬止まった。例によってウッカリ者の優子は、部屋の鍵を掛け忘れていたのだった。
「ゆ、優子ちゃん…」
ブルブルと震える半裸の娘の背中に、優子の母親の良子はもう一度声を掛けた。
「お、お母さん、ち、違うの違うのよ」
優子は振り返って、取り敢えず誤解だと伝えようとした。しかし、何に対しての誤解かは直ぐに思い浮かばない。
「な、何が違うの」
娘のおかしな様子に、踏み込んではいけない場面だと察したが、良子はついつい反射的に聞き返してしまった。
「えっ、あっ、あああ…」
優子の目玉がグルグルと廻った。それが言い訳を考える時のいつもの癖だと、良子にはわかっていた。そして賢い娘が、直ぐにとんちの様な言い訳を思いつく事も知っていた。
優子の目の動きがピタリと止まった。
「そ、そう、ゴキブリが居たのよ、ゴキブリがパジャマの中に入ってきたから、慌ててパジャマを脱いだのよ。窓を開けてパジャマで追い払ったら、逃げちゃった」
我ながらナイスな言い訳だと優子は思った。
しかし、良子が娘のそんな戯言を信じるわけは無い。しかし、上目づかいで必死に自分を見つめる娘に対して、母としてそれ以上の追及はできなかった。
「そ、そうなの。良かったわね。じゃあ、もう大丈夫なのね。なら、早く寝なさい」
「う、うん…」
アッサリ信じた母親に、優子は拍子抜けした。安堵した優子は、「おやすみなさい」と言って、扉の前まで良子を見送った。
しかし、部屋を出た良子が、扉を閉める前に、安堵していた優子に一言言い残した。
「優子ちゃん、そのパンツ可愛いわね」
良子は言った後で、『しまった』と言うような表情を浮かべて、優子の反応を見る前に、慌てて扉を閉めたのだった。
取り残された優子は、真っ赤になった顔を、恐る恐る自分の股間に向けると、へなへなとその場に座り込んでしまった。
愛液が染み込んだスケスケの下着は、秘部を覆い隠す事無く、卑猥な陰毛と割れ目が映り込んでいた。
(お母さんに見られた…)