童貞を溺れさせる人妻-10
酔った奈緒はますます色っぽさを増して行く。頬がほんのりピンク色に染まり魅惑の笑みを浮かべながら話している奈緒に翔太は(こんな奥さんいたらいいなぁ…)と思った。優しくて家事が出来、しかもセックスも巧い。理想の妻だ。
翔太が奈緒をポーッとしながら見つめていると、奈緒は本棚に目を向けた。
「これ何ぁに??」
奈緒は本棚にあるそれを手にした。
「あ…、それは…」
そう、AVだった。奈緒は興味深そうにそれを見ていた。
「僕の上司は淫乱美人…?」
「あ…」
まんま奈緒だ。さすがにマズイと焦る。しかし奈緒は相変わらず優しい表情で見つめながら言った。
「安本君、これを見ながら私との事を妄想しながらオナニーしてたの?」
「え…あ…、す、すみません…」
肩を竦めながら謝る翔太。
「そっか〜、安本君も私とエッチな事したかったんだぁ。ンフッ。」
怒るどころか嬉しそうな顔をした。
「ねぇ、このAVと私、どっちがいやらしかった?」
「え…?あ…それは…部長…です…。」
「ンフッ。そっかぁ。」
奈緒はそう言いながらディスクを入れ再生始めた。
「あっ…!」
女とAVを観るなど勿論経験がない。ワクワクしながらテレビに目を向ける奈[#禁止文字#]とは対照的に、翔太は落ち着かない。
AVは美人上司が部下の社員をリードしてスーツ姿のままセックスに興ずる内容だ。部下のペニスをしゃぶり、余裕のセックスで部下をリードするあたり奈[#禁止文字#]そのものだった。
「なんかいやらしいね?」
そう言った奈緒に翔太は思った。
(あなたの方が全然いやらしいです…)
と。
奈緒は翌日日曜日の夕方まで翔太の部屋でセックスに燃えた。奈緒にかかると出しても出しても勢い良く発射される精子。翔太も何かに取り憑かれたかのように奈緒の体にむしゃぶりついた。
「じゃあまた明日ね?」
あれだけセックスしたとは思えない程の爽やかな笑顔を残し部屋を出て行った。
「な、何なんだ…あの人は…」
自分をここまで狂わせる奈緒に驚くばかりであった。急に激しい疲労感に襲われ、翔太は気を失ってしまった。
「これからが本当の私を教えてあげるわ、安本君…」
奈緒はニコッと笑いながら帰宅した。